さよならコロンバス
劇場公開日:1969年9月6日
解説
フィリップ・ロスの小説をアーノルド・シュルマンが脚色、「わかれ道(1963)」のラリー・ピアースが監督した青春篇。撮影は、ジェラルド・ハーシュフェルドでニューヨーク近郊のロケ、音楽はチャールズ・フォックス、美術はマニー・ジェラルド、編集はラルフ・ローゼンブラムの担当。出演はリチャード・ベンジャミン、アリ・マックグロー、ケイ・カミングス、マイケル・メイヤースら、ともに新人。製作はスタンリー・R・ジャッフェ。
1969年製作/アメリカ
原題または英題:Goodbye, Columbus
配給:パラマウント
劇場公開日:1969年9月6日
ストーリー
ニューヨーク近郊の住宅街。図書館員のニール(リチャード・ベンジャミン)は、プールで、女子大生のブレンダ(アリ・マックグロー)と知りあい、たちまち恋におちた。彼は大学を出て陸軍生活をし、今は除隊になって、のんびりと、暮らしている男。将来の目的は、これといってない。一方、ブレンダの両親は、一代で富を築きあげた典型的なユダヤ人一家だ。金もうけに気のないニールなど、気に入るはずはない。だが2人の恋は深まるばかり。むろん身体の関係も出来た。そして、ブレンダの夏休みも終わりに近い頃、誘われるままにニールは彼女の家に2週間ほど、泊まりがけで遊びに来た。家人の目を盗み、情事が続けられた。ピルを使うとか、使わないとかで押問答をし、結局、ブレンダが避妊器具を使って。一方、彼女の兄ロン(マイケル・メイヤーズ)は典型的な若きアメリカン。近く結婚を控えているが、彼の一番の興味は母校オハイオ大学のこと。オハイオ州コロンバスにある学校で、彼は、バスケットの名選手だった。そして“さよならコロンバス”というレコードをかけては、名選手だった往年をしのび恍惚としている、おめでたいような、気のいい男である。そんな彼もユダヤ式の盛大な結婚式を挙げ、父の仕事の後を継ぐ。ブレンダは、大学のあるボストンへ戻った。そしてニールが会いに来て、2人は安ホテルへ。そこでブレンダは大変なことを言い出した。避妊器具を家へ忘れてきて、母親が、みつけてしまった。どうしたらいいの、とわめく。冗談じゃない、わざと忘れてきたんだろう、とニール。2人の口論は続く。ああ、なんという女だ!とニールは思ったのだろうか?1人ホテルを飛び出していってしまった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ラリー・ピアース
- 脚本
- アーノルド・シュルマン
- 原作
- フィリップ・ロス
- 製作
- スタンリー・R・ジャッフェ
- 撮影
- ジェラルド・ハーシュフェルド
- 美術
- マニー・ジェラルド
- 音楽
- チャールズ・フォックス
- 編集
- ラルフ・ローゼンブラム
受賞歴
第42回 アカデミー賞(1970年)
ノミネート
脚色賞 | アーノルド・シュルマン |
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第27回 ゴールデングローブ賞(1970年)
ノミネート
最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) | |
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最優秀主題歌賞 |