ゴッドファーザー

ALLTIME BEST

劇場公開日:1972年7月15日

ゴッドファーザー

解説・あらすじ

アメリカのマフィアの内幕を描いたマリオ・プーゾのベストセラー小説を、当時32歳のフランシス・フォード・コッポラ監督が映画化した壮大なファミリードラマ。イタリア・シシリー島からアメリカに移住し、巨万の富を築き上げたビトー・コルレオーネ一族の跡目相続や、世代交代を謀る周囲のマフィアとの間に起こる抗争が重厚なタッチで綴られる。主演はマーロン・ブランドとアル・パチーノ。72年度のアカデミー賞では作品賞を含む3部門を受賞した。日本でも1972年に劇場公開。2004年6月にデジタルリマスター版でリバイバル上映されている。

1972年製作/175分/G/アメリカ
原題または英題:The Godfather
劇場公開日:1972年7月15日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第30回 ゴールデングローブ賞(1973年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) マーロン・ブランド
最優秀監督賞 フランシス・フォード・コッポラ
最優秀脚本賞 フランシス・フォード・コッポラ
最優秀作曲賞 ニーノ・ロータ

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) アル・パチーノ
最優秀助演男優賞 ジェームズ・カーン
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映画レビュー

4.5 ヴィトーとマイケルの「家族」と「ファミリー」観がカギを握る。

2022年8月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 7件)
すっかん

4.5 濃密

2025年10月6日
iPhoneアプリから投稿

時間の使い方が今では信じられない。
結婚式やパーティーのシーンで30分以上使うなんて…。

ただし、世界観、登場人物の人柄、関係などを丁寧に伝えていくやり方が、贅沢で味わい深く、濃密な時間を過ごすことができた。

面白かったなぁ。

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そうたん

4.5 ファミリーの絆・・・闇に上り詰める・・・

2025年9月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

ドキドキ

BSでの鑑賞です。 いやー、何度見ても面白い。正に名作中の名作、後生に残るであろう最高の一本です。
終始迫り来る緊迫感とでも言いましょうか。とにかく気が抜けない。見終わった後はぐったりしてしまう。

冒頭の結婚式シーンのなんと穏やかなことか。
そう言いながら、キナ臭い香りのする会話が折り込まれる初っぱなから釘付けですね。
そして、抗争はもうド迫力です。日本でいうヤクザ映画、まぁ、マフィアの抗争の方が大がかりだとは思いますが、ホンッとゾクゾクです。
その中でアル・パチーノの成り上がり?のしあがり?
この生きざまが凄まじい。正にドンです。

そして、特筆すべきは音楽の素晴らしさ。あのド派手な場面の連続の中で、この染み入るようなメロディ。名曲中の名曲とはこの事か! とにかく、色褪せることの無い今見ても最高の一本でした。

とは言え、自分もリアルタイムで見たわけではないんです。公開より十数年後、かなり大人になってから見たので、この面白さについていけたかなって感じです。音楽はもっと前から気に入ってましたが。

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ratien

5.0 家制度とその部品

2025年8月27日
PCから投稿

楽しい

興奮

昔観た時は(えっケイがいるのに新しい彼女とあっさり結婚⁈)とびっくりしたのだけれど、今回見直して(あ、マイケルはもうケイでもアポローニアでも他の誰かでも構わなかったんだなー)と納得できた。
シチリアマフィアの結婚観は日本の家制度ととても似ている。大切なのはファミリーの維持なので、各パーツが適正に嵌め込まれていればそれでOK。
カトリックな上に「家族を大切にしない奴は男じゃない」とパパが言いうのだから結婚は必須だ。ホモソーシャルな世界でのトロフィー的価値を考えれば美人が望ましいが、息子を産み育て家庭を管理するという役割をきちんと果たせれば実のところはどれでもいい。妻は対等な人間として選ばれる訳ではない。
ファミリーの外で自由に生きる特権を手放したマイケルが長く放っておいたケイにいきなりプロポーズしたのは、恋愛に余計なコストを掛けたくなかったからだろう。彼女は妻候補としてすでに採点済みだしYESを取れれば手間が省ける。結婚したら「妻として」大切にすればいい(なので彼女はドアの外に閉め出されてしまう)

少し前に再見したワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカはかなりロマンティックに描かれていて、育ちの悪いギャングがフランス料理店を借り切るシーンでは食事風景を見せなかった。
でもゴッドファーザーでは下っ端は下っ端らしく食べファミリー上位だとそれよりきれいに食べるのでノイズに邪魔されずに見ていられた。甘く曲げない精密描写の積み重ねがこの映画の重厚さを支えている。

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mysha

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