若い恋人たち(1959)

劇場公開日:

解説

「森の石松幽霊道中」の笠原良三のオリジナル・シナリオを、「狐と狸」の千葉泰樹が久しぶりに手がけた青春映画。「大学の28人衆」の西垣六郎が撮影した。

1959年製作/94分/日本
原題または英題:The Young Lovers
配給:東宝
劇場公開日:1959年10月6日

ストーリー

光学会社の青年技師野崎修一と銀座の酒場エストワールの女給和代は相愛の仲だった。だが母と高校生の弟明夫に仕送りしている和代は結婚をしぶっていた。修一の妹紀子は伯父の堂島社長の秘書をしていたが、ある日会社に絵を売りつけにきた風変りな青年秋元を見て、変にひかれるものを覚えた。堂島の推薦する石油王の令嬢恵美子との結婚を父で自分の会社の社長である清吾に迫られた修一は、ある日家を飛び出した。そして和代とアパートに同棲し、箱根に新婚旅行に出かけてしまった。母あや子の命令でアパートに偵察に出かけた紀子は、そのアパートに住む秋元と再会した。別の日、あや子と連れだって修一のアパートに行く途中、紀子は道路工夫のアルバイトをやっている秋元に会って感激した。あや子と会っても、和代は決して修一と別れないと主張した。暇のなくなった和代は夕食の支度もしないで酒場に出かけていった。もどってきた修一は、修学旅行のお金をもらいにきた明夫に金を与えた後、同僚中川と会ってエストワールに出かけた。だがマダムの悦子は、和代の夫が酒場にやってくるのにいい顔はしなかった。その夜、和代が帰宅した後、泥酔してアパートに帰った修一は、明くる日も酒を飲みに出かけた。母に生活費をとどけた和代は、女給商売を歎いたが、自分の留守中明夫に修一が金を与えたのを知って心をうたれた。堂島社長は和代のことを知って、彼女を秘かに観察した。それを知らせにいった紀子は、絵のでき上った秋元に接吻された。その夜、修一は和代を店に迎えにいった。しかし和代は、重役土居の車で帰った後だった。後を追った修一は、和代を口説いている土居をなぐりつけた。これで和代は堂島のテストに合格した。土居は堂島のさし向けたテスト係だったのだ。やがて紀子も秋元と結ばれるだろう。

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