ケニー
劇場公開日:1987年
解説
両脚切断のままたくましく生きるケニー少年を主人公に実話を基にしたドラマ。製作はデニス・ビショップ、監督・脚本は「セント・ヒヤシンス物語」のクロード・ガニオン、撮影は加藤雄大、音楽はフランソワ・ドンピエールが担当。出演はケニー少年と兄のエディが実名で出演し、ほかにカトリーン・クラークなど。
1987年製作/98分/アメリカ・日本合作
原題または英題:Kenny
配給:東宝東和
劇場公開日:1987年
ストーリー
ペンシルヴァニア州ウェスト・アリキッパに住む12歳の少年ケニー・イースタディは腰から下が無い重度障害児。だが両手で歩くこともできるし、スケートボードも器用に乗る。そんなケニーのところに、フランス国営放送から取材班がやって来た。ママのシャロン(カトリーン・クラーク)とパパのジェシー(ザック・グレーナー)がケニーの苦労話をする。兄のエディはテレビに出してもらえないので機嫌が悪い。エディとケニーはいつも喧嘩ばかりしているけど、自分を対等に扱ってくれるエディが大好きだ。そんな時、祖父母の家に引き取られていた姉のシャロン・ケイ(リアーヌ・カーティス)が帰ってきた。女優かモデルになるのが夢のシャロン・ケイはテレビに出るのが大好きだ。美人でやさしい姉と一緒に暮らせるとあって大喜びのケニー。テレビのクルーが帰国した後、突然、シャロン・ケイは独立したいと言ってピッツバーグに行ってしまった。ケニーとエディが必死に止めても無駄だった。数日後、ケニーの姿が消えた。ヒッチハイクでピッツバーグに向かったのだ。どうして一緒に住んでくれないのか、その訳を姉に聞きたかったのだ。突然、訪ねてきたケニーに驚くシャロン・ケイ。彼女はケニーに、両親が自分をかまってくれないので、家族を憎んでいた……と告白。ショックを受けたケニーはハドソン河へ向かって走った。あわてて追いかけたシャロン・ケイはケニーを固く抱きしめた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- クロード・ガニオン
- 脚本
- クロード・ガニオン
- 製作
- デニス・ビショップ
- 撮影
- 加藤雄大
- 美術
- Bill Bilowit
- 音楽
- フランソワ・ドンピエール
- 編集
- アンドレ・コリヴォー
- 字幕
- 進藤光太
-
Kennyケニー・イースタディ
-
Eddyジェシー・イースタディ・Jr.
-
Sharonカトリーン・クラーク
-
Jesseザック・グルニエ
-
Sharon_Kayリアーヌ・カーティス