キングコング2
劇場公開日:1986年12月20日
解説
ニューヨークの世界貿易センタービルから墜落死したキングコングが現代医学で息を吹き返し、愛するレディコングを守るために再び人間と対決する。製作はマーサ・シュマッチャー。エグゼクティヴ・プロデューサーはロナルド・シュセット。監督は前作を手がけたジョン・ギラーミン。脚本はロナルド・シュセットとスティーヴン・プレスフィールド、撮影はアレック・ミルズ、音楽はジョン・スコット、クリエーチャー創作製作はカルロ・ランバルディが担当。出演はリンダ・ハミルトンほか。テクニカラー、シネスコサイズ。ドルビー・ステレオ。
1986年製作/アメリカ
原題または英題:King Kong Lives
配給:松竹冨士映画
劇場公開日:1986年12月20日
ストーリー
10年前、世界貿易センターから墜落したキングコングは、ジョージア州アトランティック大学研究所にある世界最大の集中治療室の中で、植物人間さながらに眠り続けていた。エイミィ博士(リンダ・ハミルトン)ら専従スタッフは700万ドルをかけて精巧な超大型人工心臓を作り、心臓移植の準備に余念がなかった。しかし、一番の問題は手術時に必要な大量の輸血用血液をどうするかということだった。そこに、ボルネオ島に住むミッチェル(ブライアン・カーウィン)という男から、ジャングルで捕えた雌のコングを売ってもいいという連絡が入った。商談は成立し、キングコング並の体重を持つレディコングはアトランティック大学に運ばれてきて、全世界が注視する中で心臓移植手術は無事終わった。だが、絶対安静中のキングコングを興奮させたのはレディコングの悲鳴だった。キングコングは檻を破り、レディコングを連れてジョージア山脈に姿を隠してしまった。翌朝、エイミィとミッチェルは2頭のコングを捜しに行ったが、“新婚の屋根”という場所で発見、その地名にふさわしい仲睦まじい光景にあてられっぱなしだった。やがてネビット大佐(ジョン・アシュトン)が指揮する警備隊がへリコプターで毒ガスを撒き始めた。そのためにレディコングは捕われの身となり、軍隊格納庫に押し込められた。一方キングコングは崖っぷちに追い込まれ、遥か下方の谷川に身を投じた。数カ月間、キングコングの捜索は続けられたが行方が分からず、レディコングは妊娠していることが判明した。ある月明りの夜、突然、キングコングが姿を現わし、レディが捕えられている軍隊基地に向かった。その報を聞きつけてレディコングに会いにいくエイミィとミッチェル、そしてコング討伐に出動するネビット大佐。だがキングコングは傷だらけになりながらもレディコングを救い出し、ある農村に辿りつく。レディコングが産気づいたのだ。警備隊とキングコングが対峙する中、エイミィとミッチェルの励ましに応えるようにレディコングはべイビィを生んだ。再び警備隊の砲撃が再開され、キングコングの、今度は愛する妻と我が子を守るための戦いが始まった。戦車を次々と破壊し、ネビット大佐もひねりつぶしたが、たび重なる砲撃によって、ついに息をひきとった。数カ月後、ボルネオのジャングルの奥地に、仲良く遊ぶレディコングとベイビィコングの姿があった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョン・ギラーミン
- 脚色
- ロナルド・シャセット
- スティーブン・プレスフィールド
- 製作総指揮
- ロナルド・シャセット
- 製作
- マーサ・デ・ラウレンティス
- キャラクター創造
- カルロ・ランバルディ
- 撮影
- アレック・ミルズ
- 音楽
- ジョン・スコット
- 編集
- マルカム・クック
- 字幕
- 戸田奈津子