がんばれ!ルーキー
劇場公開日:1994年5月3日
解説
メジャーリーグの弱小球団に入団した天才野球少年の活躍を描くスポーツコメディ。「ホーム・アローン」シリーズの泥棒役で知られる俳優のダニエル・スターンの初監督作品。脚本は、雑誌編集者から脚本家に転じたサム・ハーパー。製作はロバート・ハーパー、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ラルフ一世はアメリカン」のジャック・ブロドスキーと「メジャーリーグ」のアービー・スミス。撮影は「許されざる者(1992)」のジャック・N・グリーン、音楽は「イヤー・オブ・ザ・ガン」のビル・コンティ。美術は「ホーム・アローン2」のスティーヴン・ジョーダン。主演は「ラジオ・フライヤー」のトーマス・イアン・ニコラス。共演は「沈黙の戦艦」のゲイリー・ビジー、「フォーリング・ダウン」のエイミー・モートン、「マルコムX」のアルバート・ホールら。94年3月に急逝したジョン・キャンディがノークレジットで、アナウンサー役で出演している。
1993年製作/103分/アメリカ
原題または英題:Rookie of The Year
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1994年5月3日
ストーリー
12歳のへンリー・ローウェンガートナー(トーマス・イアン・ニコラス)は、メジャーリーグの弱小球団シカゴ・カブスの熱狂的フアン。ある日、彼は飛んできたフライを捕ろうとして転倒し、腕を複雑骨折する。4か月後、ギプスが外れた時、彼の腕は腱の異常収縮で時速160キロの豪速球を投げられるようになっていた。次期オーナーの座を狙う野心家ラリー(ダン・へダヤ)は早速、史上最年少のルーキーとして彼を入団させる。憧れの投手ステッドマン(ゲイリー・ビジー)やマルティネラ監督(アルバート・ホール)、変人のコーチ、ブリクマ(ダニエル・スターン)らが見守る中、へンリーは次々に三振を奪い、チームは優勝を目指して快進撃を統けた。スーパースターとなった彼と、親友のクラーク、ジョージらと亀裂が生まれた。ママのメリー(エイミー・モートン)はボーイフレンドで、へンリーのマネジヤー気取りのジヤック(ブルース・アルトマン)が息子を勝手にヤンキースと契約したことを知って彼を追い出す。へンリーはクラークたちと仲直りし、学校へ戻ることを決意する。リーグ優勝戦の日、監督は先発にベテランのステッドマンを起用する。9回までよく抑えたが、彼の肩も限界にきて降板。へンリーはマウンドに上がったが、転んだ拍子に突然、肩が元に戻ってしまう。彼は機転を利かせた作戦で見事、試合に勝つ。数カ月後、仲間たちと元気に草野球に興じるへンリーの姿があった。