カリフォルニア・スイート

劇場公開日:

解説

ロサンゼルスにある超豪華ホテルを舞台に、そこに投宿する数組の夫婦たちのドラマを描くグランドホテル形式の映画。製作はレイ・スターク、監督は「グッバイガール」のハーバート・ロス、脚本は同作のニール・サイモン、撮影はディビッド・M・ウィルシュ、音楽はクロード・ボーラン、編集はマイケル・A・スティーヴンスン、製作デザインはアルバート・ブレナーが各々担当。出演はアラン・アルダ、マイケル・ケイン、ビル・コスビー、ジェーン・フォンダ、ウォルター・マッソー、エレイン・メイ、リチャード・プライヤー、マギー・スミス、グロリア・ギィフォード、シェイラ・フレイザー、ハーバート・エデルマンなど。

1978年製作/アメリカ
原題または英題:California Suite
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1979年4月28日

ストーリー

アカデミー主演女優賞にノミネートされた英国の人気女優ダイアナ・バリー(マギー・スミス)は、受賞式出席のため、古美術商の夫、シドニー(マイケル・ケイン)と宿舎のビバリー・ヒルズ・ホテルに向かう、その途中のハイウェイでエンコしている車を追い越した。その車に乗っていたのは、シカゴに住む2組の医師夫婦、ウィリス博士(ビル・コスビー)とショーンシイ博士(リチャード・プライヤー)夫妻だった。4人は休暇を過ごすためビバリー・ヒルズに向かうところだったが、スタートそうそう険悪ムード。一方、ホテルの1室では、離婚した後、娘のことで久しぶりに会うことになった脚本家のビル(アラン・アルダ)とハンナ(ジェーン・フォンダ)だったが、あまりにカリフォルニアナイズされたビルの様子にハンナは皮肉な言葉ばかりを浴びせた。その頃同じホテルには、フィラデルフィアからロス見物に来たマービン(ウォルター・マッソー)が宿泊することになったが、部屋に入ると、弟がプレゼントしたコールガールが寝ている始末。ウィリスとショーンシイ夫妻は、部屋の水道栓がこわれたり、レストラン・フジヤマのスシを食べ過ぎたりの難続き。その夜、アカデミー賞を取れなかったダイアナはシドニーにあたり散らし、寝るまでに一騒動。翌日、マービンが目をさますと隣りに例のコールガールがボトルを一本カラにして寝こんでいた。時計を見ると妻のミリー(エレン・メイ)が来る時刻。やがて到着したミリーに事態がバレたマービンは説得の結果やっと仲直り、タクシーで空港へ。空港では、不気嫌だったハンナも娘の見送りで気分晴れて発っていくのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第51回 アカデミー賞(1979年)

受賞

助演女優賞 マギー・スミス

ノミネート

脚色賞 ニール・サイモン
美術賞  

第36回 ゴールデングローブ賞(1979年)

受賞

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) マギー・スミス

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
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映画レビュー

2.0??????

2023年10月20日
PCから投稿

超大物の脚本で芸達者な有名俳優を揃え、本国では大変評判の高い作品ですが、どこをどう面白がればよいのか全く謎の映画でした。 4組の宿泊客のお互いに何ら関連のない4つのエピソードが交錯する所謂オムニバスですが、どれもこれも別に普通の話で盛り上がりも面白味もありません。 超大物脚本家ですから、セリフの一つ一つの微妙なニュアンスが面白いのか?とすると英語族以外には理解不能です。 或いは、スノッブ的な雰囲気が好きな人向けなのか?そういえばアレン先生のアニーホールとかマンハッタンに趣が似ているような気がします。

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越後屋

3.0タイトルなし

2019年6月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ニール・サイモン脚本、ハーバート・ロス演出にしては残念な出来。マギー・スミスがさすがに上手い。従い彼女が出ているエピソードが一番面白い。

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もーさん

2.0助演女優賞

2019年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたマギー・スミスという設定で、そのまま助演女優賞を取ってしまったのね。賞に対して皮肉っぽく語っているのに受賞できるとは審査員も心が広い?他のストーリーもTVコメディドラマの雰囲気そのままで、構成を工夫して映画っぽく作り上げているにすぎないのかもしれません。

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kossy