華氏451(1966)
劇場公開日:2014年12月27日
解説
ヌーベルバーグの巨匠フランソワ・トリュフォーが1966年に製作したSF作品で、トリュフォーにとって初の英語作品。レイ・ブラッドベリの原作小説を映画化し、読書が禁じられた近未来の超管理社会を舞台に、焚書係の男と本を所持していた女の心の交流を描いた。読書や本の所持が禁じられた未来。書物の捜索と焼却を仕事にするモンターグは、妻リンダと瓜二つの女性クラリスと知り合う。本に対して情熱を持つクラリスに刺激され、モンターグも禁じられた本に手を出し、その魅力にとりつかれていく。しかし、夫が読書をしていることを知ったリンダにより、モンターグは密告され……。後に映画監督となり「美しき冒険旅行」「赤い影」などを手がける名手ニコラス・ローグが撮影を担当。音楽は「タクシードライバー」のバーナード・ハーマン。2014年12月、「ヌーヴェル・バーグSF映画対決!トリュフォー×ゴダール」と題し、ジャン=リュック・ゴダールの「アルファヴィル」とともにデジタルリマスター版上映。
1966年製作/113分/イギリス
原題または英題:Fahrenheit 451
配給:マーメイドフィルム
劇場公開日:2014年12月27日
その他の公開日:1967年12月20日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フランソワ・トリュフォー
- 製作
- ルイス・M・アレン
- 原作
- レイ・ブラッドベリ
- 脚本
- ジャン=ルイ・リシャール
- フランソワ・トリュフォー
- 撮影
- ニコラス・ローグ
- 美術
- シド・ケイン
- 編集
- トム・ノーブル
- 音楽
- バーナード・ハーマン