オルカ

劇場公開日:

解説

妻を人間に殺されたオルカの復讐を人間との戦きを通して描く。製作はディノ・デ・ラウレンティスとルチアーノ・ビンチェンツォーニ、監督は「2300年未来への旅」のマイケル・アンダーソン、脚本はルチアーノ・ビンチェンツォーニとセルジオ・ドナティ(ノヴェライゼーション/アーサー・ハーツォーク著・KKベストセラーズ刊)、撮影はテッド・ムーア、海洋監督はフォルコ・クイリチ、音楽はエンニオ・モリコーネが各々担当。出演はリチャード・ハリス、シャーロット・ランプリング、ウィル・サンプソン、ボー・デレク、ロバート・キャラダイン、キーナン・ウィン、スコット・ウォルカー、ピーター・ホーテンなど。

1977年製作/92分/アメリカ
原題または英題:Orca
配給:東宝東和
劇場公開日:1977年12月17日

ストーリー

海。人類の源、そして謎に包まれたロマンの世界。アメリカとの国境に近いカナダ東海岸沖で、海底調査を続けている海洋学者のレイチェル(シャーロット・ランプリング)は、潜水中、ホワイト・シャークに襲われそうになる。だが、それを救ったのは、近くを通りかかったバンポ号のエンジン音だった。100トンたらずのこの船は、マイアミより日本のマリン・ワールドからの注文のホワイト・シャークを生け捕るためだ。船長はノラン(リチャード・ハリス)、他にノバック老人(キーナン・ウィン)、ポール(ピーター・ホーテン)、そして彼の恋人アニー(ボー・デレク)の3人が乗り組んでいるバンポ号の目前に、ホワイト・シャークが現われた。しかしその直後ホワイト・シャークは何物かにより半分食いちぎられる。一体何が……?オルカだ。海の野獣といわれるオルカ。ノランはオルカの生け捕りを思いつき、新たな捕鯨用具を積み、船出する。レイチェルの反対も押し、彼らは間もなく、1匹のオルカを捕らえた。胎児を産み落し死んだそのメスのオルカ。もう1匹のオスのオルカは怒る目でノランをみつめ去って行く。やがて、先ほどオルカに食われたノバックの葬式を済ませたノランに対して、オルカの復讐が始まった。修理のため港に碇泊中のバンポ号をねらうかのように、港内の漁船はオルカによって沈められ、港のパイプラインは切られて火災が起こる--。バンポ号は間もなく出航した。ノランと同乗するのは、彼を愛し始めたレイチェル、ポール、ケン(ロバート・キャラダイン)、そしてウミラク(ウィル・サンプソン)の4人。ある日、オルカはバンポ号の前に姿を現わし、北氷洋へと誘いこむ。大きな氷山が行く手をさえぎり、燃料は底をついた。そしてやがて襲っているオルカ。戦うノラン。ウミラクも倒れた。死にもの狂いでやってくるオルカの前にノランは間もなく息絶えた。立ちつくすレイチェル。そして傷ついたオルカはあてどなく去っていった……。

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映画レビュー

3.0カラダ、リセット

2012年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

萌える

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しんざん

2.50147 スパックロマンってなんや?

2024年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

1977年公開
リチャードハリスが主演ってやめてくれ~(またか)
しかも性格まで悪いときたらどうやねん?
サスペンスからはほど遠く
やはりジョーズは素晴らしいとこういう亜流を見るに
評価するなあ。
50点
テレビ初鑑賞 1979年4月16日『月曜ロードショー』

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NWFchamp1973

3.5【知性ある一夫一妻制のシャチ(学名:オルカ)が、目の前で妻子を殺された事に対し、嘆きの鳴き声を上げた後に、漁師とその仲間に復讐していく様を描く、従来のサメ、シャチ映画とは趣が異なる作品。】

2023年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

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NOBU

3.0懐かしさとテンポの良さで最後まで観ました

2023年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

学生時代にそこそこの話題作だったので、今回、WOWOWで再鑑賞。前半のテンポの良い展開に引っ張られて最後まで楽しめました。
「 カッコーの巣の上で」の名演が忘れられないウィル・サンプソンの数少ない出演作のひとつ。エンニオ・ モリコーネの音楽は映画とマッチしていたかは別にして美しかった。

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トト