オフサイド7

劇場公開日:

解説

第2次大戦末期のギリシャを舞台に、連合軍捕虜とドイツ軍の闘いを描く戦争アクション映画。製作はデイヴィッド・ニーヴン・ジュニアとジャック・ウィナー、監督は「カサンドラ・クロス」のジョルジュ・パン・コスマトス。彼とリチャード・S・ロクトの原案を基にエドワード・アンハルトが脚色。音楽はラロ・シフリンが各々担当。出演はロジャー・ムーア、テリー・サヴァラス、デイヴィッド・ニーヴン、クラウディア・カルディナーレ、ステファニー・パワーズ、リチャード・ラウンドトリー、ソニー・ボノ、エリオット・グールド、アンソニー・バレンタインなど。

1979年製作/イギリス
原題または英題:Escape to Athena
配給:東宝東和
劇場公開日:1980年2月16日

ストーリー

1944年。ドイツ軍に占領されたギリシャのある島。そこにはドイツ兵の監視下で遺跡の発掘作業を続ける連合軍の捕虜たちの姿があった。第7Z捕虜収容所の所長オットー・ヘヒト少佐(ロジャー・ムーア)は、考古学に造詣の深い人物で、ヒットラーのための古美術品収集を任務としていた。ある日、そんな彼の前に、脱走の常習者である考古学のブレイク教授(デイヴィッド・ニーヴン)、黒人兵のナット(リチャード・ラウンドトリー)、コックのブルーノ(ソニー・ボノ)の3人が引き立てられてきた。また、同じころ新しい捕虜としてアメリカ人の芸人チャーリー(エリオット・グールド)とドティ(ステファニー・パワーズ)が入って来た。へヒトはドティに関心を示し、彼女との仲をとりもつようにチャーリーに頼むが、その時、ヘヒトが考えている秘密の計画の一部を打ち明けた。同じ頃、町ではレジスタンスのリーダー、ゼノ(テリー・サヴァラス)が娼家のマダムで愛人のエレアナ(クラウディア・カルディナーレ)とある作戦を練っていた。彼はエレアナの協力を得て、収容所内のブレイク教授に連絡をとると、収容所内に乗り込む準備を開始した。チャーリーとドティがヘヒトら幹部の前でショーを繰り広げ、彼らの注目を集めている間に、ナット、ブルーノらに手引きされて乗りこんできたゼノと同志が完全に広場を包囲し、ボルクマン大佐(アンソニー・バレンタイン)率いる銃殺隊を全滅させた。アテナ山にある財宝を狙っていたヘヒトは、もともと戦争には批判的で、途中で捕虜たちと手を組むことに変更し、ゼノらと行動を共にしていた。ドイツの潜水艦が出撃のチャンスを狙っていることを傍受したゼノは、ヘヒトらと、町はずれの給油基地に向かった。オーストリア生れでナチスとは無縁なヘヒトは、今は財宝より捕虜達との連帯を大事にしていた。水中バレエの踊子でもあるドティの活躍で水中にある給油バルブを開きで機雷を仕掛けることに成功した彼らは、給油基地を壊滅し、一方アテナ山にある僧院に向かったゼノ、チャーリーらは、そこで、無気味な地鳴りとともに現われた巨大ミサイルを発見。僧院諸共敵軍を爆破することに成功するのだった。

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