アンタッチャブル

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

1930年、禁酒法下のシカゴ。財務省から派遣された特別捜査官エリオット・ネスは街を牛耳るギャングのボス、アル・カポネに敢然と戦いを挑む。ベテラン警官のマローンを始め、射撃の名手ストーン、税理士のウォレスといったメンバーに支えられ、ネスの捜査が始まる。しかし巨悪カポネの差し向けた殺し屋によって、ひとり、またひとりと犠牲者が……。かつてテレビドラマでも人気を博したアクション・ロマンを映画化。ケビン・コスナーはこの作品で一躍トップスターに。そしてデ・ニーロがまたも肉体改造に挑戦。

1987年製作/119分/アメリカ
原題または英題:The Untouchables
劇場公開日:1987年10月3日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第11回 日本アカデミー賞(1988年)

ノミネート

外国作品賞  
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映画レビュー

1.5中学生は多感かつ単純なのだよ

2012年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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しんざん

3.5Grim Dark Knight Tale

2020年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

You could say in this raw, gritty cop thriller that there are no good guys. It's one of the dark age periods in US history, and alcohol is illegal. Gangs run the country and cops kill on a whim. But the story is good and the stakes are high. The infamous staircase shootout climax with a falling baby carriage is over the top, and it is hard not to laugh if you have seen The Naked Gun movies.

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Dan Knighton

4.5法による正義を貫く姿勢

2025年6月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

感想

1930年、禁酒法施行下アメリカ有数のバーボン酒醸造生産地域とカナディアンバーボンの生産地であったカナダとの国境も近く、当時アメリカ第二の大都市であったシカゴの中心で悪法が罷り通る世界に必ずと言っていいほど蔓延る悪の職業であったシカゴマフィアの頂点として有名を馳せたアル・カポネ。禁酒法時代の絶対必要悪と思われた背徳感が蔓延する世相に一石を投じ、最終的にアル・カポネを刑務署に収監することに初めて成功した財務省特別調査官エリオット・ネスと勧善懲悪の精神を護り悪に対して徹底して立ち向かった男たち即ちアンタッチャブルの活躍を描いた作品である。

正義を貫き悪事を暴く事は始まってしまったら後に引く事は出来ない。普段これくらいならいいだろうと目を瞑ってしまっている悪はないか。それが少しでも気になるのであればその良心に従い勇気をもって正義を行使するべきである。その判断をした貴方は正しいし何も卑下することはないのだ。バカ正直で真面目な事はバカにされる事ではない。むしろ称賛されるべき事なのである。その小さな正義と正しさを護る事は人の在り方にも通じるものであるとモリコーネのエンドタイトル曲を聴きながら本作を観るといつも感じる事である。

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配役
エリオット・ネス:ケビン・コスナー
財務省特別調査官のエリオット・ネス役を若々しく瑞々しい雰囲気で演じたケビン・コスナーは本作の成功により以降本格的にハリウッドでの活動を開始した。

ジム・マローン:ショーン・コネリー
法に厳格で真面目なアイルランド系の老警官ジム・マローン。警察と司法をも巻き込み懐柔することでシカゴの中で我が物顔の悪事を繰り返すアル・カポネの行動にうんざりして閉口を決め込んでいたが、ネスの正義を貫くという情熱に共感し協力する。アンタッチャブルの中で一番の行動派であったが、カポネ子飼の殺し屋ニッティに銃殺される。銃殺の状況は衝撃的で死を迎える最後まで信念を貫き通そうとする姿は感動的で涙を誘う。本作においての頑固な燻し銀のようなアイルランド系の警官役を好演しショーン・コネリーは第60回アカデミー賞助演男優賞を初受賞している。

アル・カポネ:ロバート・デ・ニーロ
言わずと知れたアカデミー受賞俳優。名優である。この頃は悪役に拘りを持ち狂気の中にある恐怖をカポネ役で強烈によく表現していた。

オスカー・ウォレス:チャールズ・マーティン・スミス
シカゴのエリオット・ネスに財務省本省経理部から派遣された優秀な調査官。ジム・マローンに触発され密造酒の摘発などに駆り出されるうちに自信をつけていく。アル・カポネの裏帳簿を証言者と共に抑えるなどのアンタッチャブルとしての活躍が目立ったがカポネの差し金であるニッティに警察署内で暗殺される。アメリカの普通の人の役をすると素晴らしい好きな俳優さんである。

ジョージ・ストーン:アンディ・ガルシア
ダウンダウンに住むイタリア系のジョージ・ストーンは若い頃はジムも知っていた程の街の悪垂れであったが警察学校にはいり反骨精神はそのままに射撃の腕は抜群の正確性を誇る青年となりジムとネスにアンタッチャブルとしてスカウトを受ける。アンディ・ガルシア自身は本作を機に次々とハリウッド大作に出演していく事になった。

監督:ブライアン・デ・パルマ
作品により当たり外れが多いとされる監督だか、ともすれば非常に暗いクライムサスペンスに仕上がりそうな内容をとてもお洒落かつ華麗に描いていた。監督としてはかなり傑作の部類にはいる。演出に「オデッサの階段」のオマージュが取り入れられたり、デニーロを名指しで指名しアル・カポネの狂気の描き方を詳細にするなど場面ごとに簡潔によく纏まっており映画造りの基本のような構成で素晴らしい。衣装もジョルジュ・アルマーニ氏のデザインてお洒落であった。

音楽:エンニオ・モリコーネ
全般に感動的で素晴らしい音楽。

脚本:デヴィッド・マメット
現代アメリカの脚本家の中で第一人者と呼べる実力を持つ脚本家。簡潔な展開がまとまりを感じる。

⭐️4.5

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Moi

5.0荒々しさと格調の高さ、最高です【バラの映画】

2025年5月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

興奮

傑作!大満足でした。

アンタッチャブルズの4人もマフィアも、当時の最高のキャスティングじゃないでしょうか。荒々しさと格調の高さにしびれました。デ・ニーロのカポネは、ただ事じゃないです。

そして音楽の素晴らしさ。
苦しくなるようなサスペンスの緊張感と非情なバイオレンス、つかの間の憩いの時。感動の場面と音楽は一つだということを、思い知らされました。

❀ ✿ ❀ ✿ ❀ ✿ ❀ ✿ ❀ ✿ ❀ ✿ ❀ ✿

〜バラポイント〜
ホテルの特別室に運ばれていく朝食の盆に薄紫のバラが一輪。
そのシーンが、バラの映画と聞いて、何故か最初に思い浮かびました。

盆には、ストーリーに重要な、新聞と書類がのせられていきます。
ゴージャスな音楽とともに添えられたバラの優美さが、印象深く記憶されていたようです。

【バラの映画】
2015年、広島県福山市の市政100年の際、映画館を中心に集まった有志で、市花に因み小冊子〚バラの映画100選〛を編みました。
皆でバラに注目して観まくり、探しました。楽しい時間でした。
若い方から「ゴジラ対ビオランテ」が紹介され大拍手!

2025年、世界バラ会議に因んで、私選のバラ映画10を紹介します(一部レビュー加筆)。
アフリカの女王/アンタッチャブル/エド・ウッド/ゴーン・ガール/素晴らしき哉、人生!/ダ・ヴィンチ・コード/Dolls/プリティ・ウーマン/めぐりあう時間たち/めまい

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グッドラック