明日に別れの接吻を

劇場公開日:

解説

「午後の喇叭」のウィリアム・キャグニーが1950年に製作したギャング映画。「雪原に追跡」のホレース・マッコイの小説を「兄弟はみな勇敢だった」のハリー・ブラウンが脚色、「放射能X」のゴードン・ダグラスが監督した。撮影監督は「謎のモルグ街」のペヴァレル・マーレイ、音楽はカーメン・ドラゴン。「白熱(1949)」のジェームズ・キャグニーが主演するほか、「南部に轟く太鼓」のバーバラ・ペイトン、「午後の喇叭」のヘレナ・カーター、ワード・ボンド、ルーサー・アドラーなどが出演する。

1950年製作/アメリカ
原題または英題:Kiss Tomorrow Goodbye
配給:ワーナー・ブラザース日本支社
劇場公開日:1954年10月9日

ストーリー

入獄中の凶悪犯ラルフ・コッター(ジェームズ・キャグニー)とカールトンは、看守コベットを買収して脱走したが、その時、コッターは警官に足を撃たれたカールトンを射殺した。その妹ホリデイ(バーバラ・ペイトン)は、何も知らずコッターをかくまう。コッターは高飛び資金を獲るため白昼強盗をやって成功したが、悪辣な警部ウェバー(ワード・ボンド)にその金をまきあげられてしまう。ウェバーはその後もコッターを脅迫するが、コッターは脅迫現場をテープレコーダーに録音し、それを証拠に逆にウェバーを脅かして自分の前科記録を末梢させる。ホリデイはコッターに愛情を捧げていたが、彼は州一番の勢力家ドブスンの娘マーガレット(ヘレナ・カーター)とも、ねんごろの仲となっていた。そして一旦は彼女と結婚するが、マーガレットの父に反対されて邸を飛び出し、ウェバーと協力して闇馬券屋を襲い、連中を殺害して5万ドルを奪う。その後マーガレットとよりが戻り、父の承認も得て再び邸へ帰ることになったが、荷をまとめにアパートへ帰ったところを、看守から兄殺害の真相を明かされたホリデイに待ち構えられ、彼女に撃たれて死ぬ。ホリデイやウェバーなどは、すべて警察に捕らえられるのだった。

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