劇場公開日:1975年11月1日
解説
戦後のオーストリアを舞台に、かつてユダヤ人収容所で出会った元ナチス親衛隊員とユダヤ人女性の倒錯した愛とエロスを描いた作品。1957年、ウィーン。元ナチス親衛隊員のマックスは、現在はその素性を隠し、ホテルのフロント兼ポーターとして働きながらひっそりと暮らしていた。ある日、彼が勤めるホテルに、著名なオペラ指揮者が妻ルチアを伴って宿泊する。ルチアは、かつてマックスが強制収容所で性の愛玩物として弄んだ少女だった。ルチアにとってマックスは2度と会いたくない相手のはずだったが、2人は倒錯した快楽に溺れていく。シャーロット・ランプリングがルチアを体当たりで熱演、特にナチス将校たちの前で半裸で歌い踊る姿は強い印象を残した。マックス役に「ベニスに死す」のダーク・ボガード。イタリアの女性監督リリアーナ・カバーニがメガホンをとった。
1973年製作/118分/イタリア
原題または英題:Il portiere di notte
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1975年11月1日
スタッフ・キャスト
- 監督
- リリアーナ・カバーニ
- 製作
- ロバート・ゴードン・エドワーズ
- 製作総指揮
- ジョセフ・E・レビン
- 脚本
- リリアーナ・カバーニ
- イタロ・モスカーティ
- 撮影
- アルフィオ・コンティーニ
- 音楽
- ダニエレ・パリス