愛さずにはいられない

劇場公開日:

解説

ニューヨーカーの青年ビジネスマンと情熱的なメキシカン娘が互いのカルチャーギャップを乗り越え、運命と愛の力を信じるようになるまでを描いた、ハートウォーミングなラブ・ロマンス。監督はTV界で活躍し、劇場用映画は『彼女はふたりっ子!?』(V)に続いて2作目のアンディ・テナント。脚本は、ジョアン・テイラーと「フラッシュダンス」のキャサリン・リバックの原案を基に、リバックが執筆。製作は「スパイ・ハード」のダグ・ドレイツィンとその夫人アンナ・マリア・デイヴィスで、彼ら自身の出会いの実体験に基づいているという。製作総指揮は「ユージュアル・サスペクツ」のマイケル・マクドネル。撮影は「フリー・ウィリー」のロビー・グリーンバーグ、音楽は「花嫁のパパ2」のアラン・シルヴェストリがスコアを書き、タイトルの元になったエルヴィス・プレスリーの『好きにならずにいられない』、グロリア・エステファンの『ミ・ファミリア』とラテン系ミュージックのナンバーなどを使用。主演は「ジミー さよならのキスもしてくれない」の後、TVコメディ『フレンズ』で人気に火がついたマシュー・ペリーと「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のサルマ・ハエック。共演は「結婚しない女」のジル・クレイバーグ、マシューの実父で「インデペンデンス・デイ」のジョン・ベネット・ペリー、「ある女の存在証明」のトーマス・ミリアン、「推定無罪」のジョン・テニー、「フォレスト・ガンプ 一期一会」のシオバン・ファロンナほか。

1997年製作/109分/アメリカ
原題または英題:Fools Rush In
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場公開日:1997年7月19日

ストーリー

NYのナイトクラブ経営会社の有能なビジネスマン、アレックス(マシュー・ペリー)は、ラスベガスに新店舗をオープンする仕事を命じられた。現地に着いて早々、彼は偶然出会ったメキシコ女性イザベル(サルマ・ハエック)のエキゾチックな美貌と彼女の語る運命論にひかれ、2人は一夜を共にした。翌朝彼女は姿を消していたが、3ヶ月後、彼の子供を身ごもったと言って再び現れた。動揺しつつもベガス郊外の彼女の自宅を訪れた彼は、週に一度のパーティの盛大さにとまどい、イザベルの婚約者を自負するチューイ(カルロス・ゴメス)や頑固な父親トマス(トーマス・ミリアン)の存在のビビりつつも、どこか陽気で家庭的な雰囲気に心が休まるのを覚えた。別れ際、彼はプロポーズし、気がつくと式を挙げていた。だが、愛だけでは物事は解決しない。トマスはアレックスを娘泥棒と非難するし、アレックスが4ヶ月後にNYに戻ると知ったイザベルはベガスを離れるつもりはないと言い出して、2人の船出はいきなりピンチ。そこへ結婚のことなど全く聞かされてアレックスの両親(ジョン・ベネット・ペリー、ジル・クレイバーグ)が突然訪問。事情を知った父リチャードは、両家揃ってのピクニックで、2人の結婚の是非から宗教観の違いに至るまで、トマスと大人げない口論を繰り広げる始末。それでも愛し合う2人は何とか幸せな家庭を築こうと奮闘し、アレックスの誕生日にイザベルは、子供が生まれるまでベガスで暮らせるならNYに移ってもいいと約束。そんな時、アレックスはスケジュールが大幅に遅れているベガスのクラブを7月にオープンすれば、彼が同僚のジェフと長年温めてきた計画であるマンハッタンのクラブを任せると上司に言われる。だが、出産予定日は10月で、彼はジレンマに悩みながらも仕事に打ち込んだ。ひと月後、ベガス店は無事オープン。しかし、彼がNY行きが早まったことを隠していたと知ったイザベルは大ショック。ついにアレックスと別れる決意を固め、流産したと嘘をついてメキシコの祖母の家へと去った。意気消沈してNYに戻ったアレックスに彼女からの離婚通知が届いた日、彼はイザベルとの運命を暗示するものに次々と出会う。急いでメキシコに向かったが、彼女は出産のためにベガスの家に向かった後。豪雨の中、先回りしてアリゾナとネバダの州境のフーヴァー・ダムで待ち受けた彼の前に、イザベルの車が現れた。2人が口論していると、急に彼女が産気づき、やがて無事に女の子が生まれる。意地を張っていた2人もようやく運命を信じて再出発を誓い、イザベルの好きなベガス渓谷の雄大な景色の中で結婚式を挙げた。

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