ピーナッツ
劇場公開日:2006年1月28日
解説
お笑いコンビ“ウッチャンナンチャン”の内村光良が初メガホンを握ったハートウォーミング野球ドラマ。出演は、さまぁ~ず(三村マサカズ、大竹一樹)、TIM(ゴルゴ松本、レッド吉田)、ふかわりょうらバラエティ番組『内村プロデュース』のレギュラー陣がそろった。
2005年製作/115分/日本
配給:コムストック
劇場公開日:2006年1月28日
ストーリー
草野球チーム「富士沢ピーナッツ」で“伝説のサード”と呼ばれた男・秋吉(内村光良)が、久しぶりに地元へ戻ってきた。10年前に優勝した「ピーナッツ」を題材にしたエッセイ『たかが草野球』が評価を受けた彼は、東京でスポーツライターとして活躍していた。かつては甲州最強としてその名を轟かせた「ピーナッツ」だが、今は弱小チームとなっていた。今日の試合もグラウンドに現れたのは、酒店の店主・相良(三村マサカズ)を始め、レコード店の店長・宮本(ふかわりょう)、クリーニング店の似てない3兄弟・ハルオ、ナツオ、アキオの5人だけ。その頃、チームの監督で商店街の組合長でもある草野は、別の問題を抱えていた。商店街が再開発の候補地となり、商店街はもちろん思い出の野球場まで消えてしまいそうだったのだ。秋吉は「新生ピーナッツ」を立ち上げるべく、元チームメイトと再会する。幼稚園で保父をしながら入院中の妻を支えるスラッガーの赤岩(レッド吉田)。肩を壊したことを機に、ロシア人の妻と小料理屋を営んでいる豪速ピッチャーの一鉄(ゴルゴ松本)。借金の取立てから逃げ回り、パチンコでその日暮らしの生活をしている文野(大竹一樹)。10年前とは違い、さまざまな事情を抱えるチームメイトたちだったが、秋吉自身も執筆活動に対する情熱を失いかけていた。そんな矢先、監督の草野がメンバーたちに黙って友好試合の話を決めてきた。相手は社会人最強のチーム、東和ニュータウンズ。しかも商店街の再開発を計画している会社のチームだった。しかも、「ピーナッツ」が勝てば再開発の計画は即効中止。負ければ再開発に全面協力するという条件つきだった。監督の娘・みゆきも新メンバーとして加わり、「新生ピーナッツ」と東和ニュータウンズは激戦を繰り広げるが、からくも敗れる。しかし試合を通してメンバーは忘れかけていた情熱を取り戻し、それぞれの日常へ帰ってゆくのだった。