東京タワー
劇場公開日:2005年1月15日
解説
映画化された「冷静と情熱のあいだ」も話題を集め、「号泣する準備はできていた」で直木賞を受賞した江國香織による小説を、黒木瞳と岡田准一の主演で映画化したラブストーリー。美しい夜景の東京タワーを背景に、年上の女と年下の男という2組のカップルが織りなす、都会の恋愛模様を描いた。
青山でセレクトショップを経営する41歳の詩史は、夫がいる身ながら、友人の息子である20歳年下の大学生・透とひかれ合い、逢瀬を重ねている。それぞれの部屋からは移ろう季節の中でも変わらない東京タワーが見え、そんな部屋で、純粋で一途な透は気まぐれな詩史からの電話を待っている。そんな透を、詩史は愛しく感じていた。一方、透の親友の耕二も、同年代の恋人がいるにもかかわらず、専業主婦の人妻・喜美子との愛におぼれていた。それぞれの愛に満ちた時を過ごす2組だったが、やがて2つの恋にも終わりがやってくる。
詩史役は映画「阿修羅のごとく」やドラマ、CMなどで幅広く活躍する黒木瞳、透役は「木更津キャッツアイ」シリーズの岡田准一。耕二をドラマ「きみはペット」も話題となった松本潤、喜美子を「ヴァイブレータ」や「赤目四十八瀧心中未遂」で各映画賞の主演女優賞を数多く受賞した演技派・寺島しのぶが演じた。監督は、これまでテレビドラマやドキュメンタリー番組などを手がけ、これが映画監督デビュー作となった源孝志。脚本はドラマ「南くんの恋人」などの中園ミホと源監督が共同で手がけた。
2004年製作/125分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2005年1月15日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第29回 日本アカデミー賞(2006年)
ノミネート
助演女優賞 | 寺島しのぶ |
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