四日間の奇蹟
劇場公開日:2005年6月4日
解説
夢を断たれたピアニストと哀しい過去を引きずる療養所の女性職員、そして脳に障害を持つ少女が織り成す愛の奇蹟を描いたファンタジー。監督は「チルソクの夏」の佐々部清。第1回『このミステリーがすごい!』大賞に輝いた浅倉卓弥による同名小説を基に、「'hood」の砂本量と佐々部が共同で脚色。撮影を「ワイルド・フラワーズ」の坂江正明が担当している。主演は、「雲のむこう、約束の場所 ―The place promised in our early days―」の吉岡秀隆と「北の零年」の石田ゆり子、映画初出演となる『池袋ウエストゲートパーク』の尾高杏奈。文化庁支援作品。
2005年製作/117分/日本
配給:東映
劇場公開日:2005年6月4日
ストーリー
5年前、ロンドンのコンサート会場で銃撃事件に巻き込まれ、左薬指の神経を切断、将来を嘱望されながら夢を断たれたピアニスト・如月敬輔は、その時両親を亡くした少女・千織を引き取ると、サヴァン症候群であった彼女に音楽の才能を見出し、今は各地の施設で千織の演奏を披露、慰問する日々を送っていた。ある日、敬輔と千織は小さな島の療養センターを訪れる。そこには、高校時代、敬輔に憧れ続けた一年後輩の岩村真理子がセンター職員として働いており、ふたりを招いたのも彼女だった。かつて、不妊症から結婚生活に失敗していた真理子。彼女は、初恋の人との再会に胸をときめかすが、演奏会が終わった午後、突然の落雷が真理子と千織を襲った!意識不明の重体の真理子に対し、幸いにも軽症で済んだ千織――ところが、彼女の体に真理子の魂が宿っていたのだ。それを敬輔だけに告白した真理子は、千織が与えてくれた余命4日間を敬輔と共に過ごす。そして最期の日、敬輔に別れを告げた真理子の魂は千織の肉体を離れ天に召されていき、千織の肉体には千織の魂が戻るのであった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- 佐々部清
- 脚色
- 砂本量
- 佐々部清
- 原作
- 浅倉卓弥
- 企画
- 中曽根千治
- 濱名一哉
- プロデューサー
- 菊池淳夫
- 間瀬泰宏
- 岡本みね子
- 撮影
- 坂江正明
- 美術
- 福澤勝広
- 音楽
- 加羽沢美濃
- 音楽プロデューサー
- 藤田雅章
- 録音
- 高野泰雄
- 音響効果
- 佐々木英世
- 朝倉三紀子
- 照明
- 渡辺三雄
- 編集
- 大畑英亮
- 衣装デザイン
- 宮本まさ江
- 助監督
- 高橋浩
- スクリプター
- 山下千鶴
- スチール
- 加藤義一
- その他
- 岡本喜八
- 藤倉博
- 臼井正明
- 林周治
- 謝花喜天
- 吉崎秀一
- 湯澤幸夫
- 東映音楽出版
- 北神行雄
- 津島玄一
- 村松崇継
- 大澤美穂
- 浅梨なおこ
- 長谷川卓也
- 上野義則
- 愛甲常幸
- 岡野正広
- 佐々木一樹
- 藤田泰男
- 大元克己
- 泉有紀
- 田中洋平
- 羽鳥博幸
- 宇田川幸夫
- 高見沢利光
- 我孫子真理
- 平原綾香
-
如月敬輔吉岡秀隆
-
岩村真理子石田ゆり子
-
楠本千織尾高杏奈
-
倉野順次西田敏行
-
長谷川未来中越典子
-
倉野和枝松坂慶子
-
藤本正造平田満
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萩原誠鳥羽潤
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後藤則幸西村和彦
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後藤小夜子小林綾子
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長谷川隆石橋蓮司
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岩村秀雄小倉一郎
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則幸の母宮下順子
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則幸の父中原丈雄
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則幸の祖母佐々木すみ江
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老人ホームのスタッフ岡本麗
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坂口看護婦小林麻子
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新田満谷津勲
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老婦人山本緑
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理学療法士竹内和彦
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患者鈴木信明
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患者八巻博史
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患者渡辺直樹
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患者の家族松尾晶代
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ヘルパー森川絢
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千織の父永倉大輔
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千織の母中村栄子
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市役所男子職員井上肇
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市役所女子職員金子藍
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警備員田村三郎
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マイケル・リース
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ディーン・マクレラン
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真理子の母大沼百合子
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高校生の真理子松山まみ
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少女の真理子山田果琳
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後藤則子岩本美佑紀