ニライカナイからの手紙

劇場公開日:

解説

「リリイ・シュシュのすべて」「花とアリス」の蒼井優が主演、沖縄の竹富島を舞台に、遠く離れて暮らす母親からの手紙に励まされながら生きる少女の姿を、温かなまなざしで描いたドラマ。竹富島で郵便局員の祖父と2人で暮らす風希は、幼いころ、いつか必ず帰ってくると言い残して東京へ行ったまま戻らぬ母の帰りを待ちながら成長する。母からは毎年手紙が届き、ある年に届いた手紙には、「風希が20歳になったらすべてを打ち明ける」と書かれていた。高校を卒業し、カメラマンになることを夢見る風希は、祖父の反対を押し切って上京。プロカメラマンのアシスタントとなり、慣れない都会や厳しい仕事に苦戦しつつも、母の言葉を胸に自分の写真を撮りはじめる。やがて母との約束である20歳の誕生日がやってくるが……。

2005年製作/113分/日本
配給:IMJエンタテインメント、ザナドゥー
劇場公開日:2005年5月28日

スタッフ・キャスト

監督
エグゼクティブプロデューサー
井筒雅博
プロデューサー
竹之内崇
脇坂嘉紀
三木裕明
共同プロデューサー
堀込寛行
長松谷太郎
佐々木亜希子
柴田周一郎
ラインプロデューサー
樋口慎祐
脚本
熊澤尚人
撮影
藤井昌之
美術
花谷秀文
ビデオエンジニア
さとうまなぶ
録音
古谷正志
音響効果
原田慎也
編集
山中貴夫
脚本協力
まなべゆきこ
助監督
橋本光二郎
制作主任
野村邦彦
平体雄二
衣装
江頭三絵
ヘアメイク
内田結子
装飾
堀江美奈子
音楽
中西長谷雄
主題歌プロデュース
織田哲郎
主題歌
永山尚太
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映画レビュー

3.0蒼井優かわいい

2023年6月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

2023年6月24日 映画 #ニライカナイからの手紙 (2005年)鑑賞 沖縄の竹富島を舞台に、東京で離れて暮らす母と、母から毎年誕生日に送られてくる手紙を支えに生きる少女の成長物語 蒼井優の初単独主演映画 ストーリーは単純だった

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とし

4.0【”うつぐみの心・・。”初見時、母の娘を想う気持ちに涙腺が緩んだ作品。久方振りに鑑賞すると、作品構成の妙と若き蒼井優さんの抑制した演技と、竹富島の美しさと人々の優しき心にヤラレタ作品。】

2023年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

泣ける

知的

幸せ

ー ニライカナイ:沖縄の人々は、海の彼方に神々が住むと信じている。その土地の事を言う。- ■6歳の時、風希は竹富島の船着場で母・昌美(南果歩)を見送った。以来、風希(蒼井優)と母をつなぐものは、毎年誕生日に送られてくる手紙だけだった。  やがて、父の遺品のカメラで写真を撮り始めた彼女は、写真家になることを夢見ながら、母のいる東京へ出ていく。 ◆感想 ・初鑑賞時は蒼井優さんの事を余り知らず、南果歩さんの”ラストレター”シーンに涙腺が緩んだモノである。 ・久方振りに鑑賞すると、おじいを演じた平良進さんは、竹富島で郵便配達をしていた。記憶になかった・・。東京では、おじいに頼まれた郵便局員、田中(前田吟)が・・。成程。 ー 一度観た映画は細部まで覚えている方であるが、ここは忘れていたなあ。- <島に戻り、母からの7歳から20歳までの誕生日に母から届けられた手紙を木に背を預け、読んでいる風希の表情。  それと手紙を書く母の表情が交互に映し出されるシーンは白眉である。  物静なおじいの姿や、風希の20歳の誕生日に島の人達が次々にやって来て贈り物を置いていくシーンも良い。>

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NOBU

4.5優しい『嘘』の物語

2022年4月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

母親の愛情がこれでもかと言う位溢れた物語でした。 竹富島の島民の優しさもまた溢れていました。 美しい風景に負けない位輝いる蒼井優でした。 感動の名作です。

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tuna

5.0沖縄の言葉が聞き取りにくいんじゃないかと危惧していたが、聞き取りにくかったのはカメラマンの専門用語だった・・・

2021年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 石垣島近くの離島・竹富島。人口は1000人ほど。船着場には、沖縄の海と空がまぶしく映える中、ポツンと赤い郵便ポストが立っている。生活は苦しそうだが、住民が助け合って生きている様子がよくわかる。6歳のとき、安里風希の母は東京へ旅立ち、郵便局長の祖父と2人暮しを続ける。母親は毎年1月24日、風希の誕生日に手紙を送ってよこすが、帰ってくる様子はなく、やがて風希が高校卒業を迎える・・・  亡くなった父の遺影とともに父が愛用していたカメラに興味を持つ風希(蒼井優)。写真を撮ることの楽しさを覚え、やがてカメラマンを志すようになる。島では働き手が足りず、おじいには「海司(金井勇太)のとこの水牛の世話をせい」と島から出ることを禁止される。が、写真を撮りたいという自分の意志と東京に居る母親に会いたいという気持ちが強くなり、家を飛び出した。  冷静に観ると、カメラワークの拙さや現地エキストラの未熟な演技によって興醒めする部分もあったのですが、後半一気に感動の波が押し寄せてきて、涙をこらえることができませんでした。9.11衆議院選挙による自民党大勝によって、郵政民営化が確実なものになった今観ると、おじいが務める郵便局長もその座を奪われることになるんだろうなぁ。などと、側面からも哀愁を感じ、娘の想い、母の想いが熱く交錯してしまう。そして、「うつぐみ」という伝統的な相互扶助の精神。つらいことがあっても「なんくるないさぁ~」と声をかけたくなりますね(使い方違う?)  この感動を生むこととなった大きな要因は蒼井優と南果保の演技力。蒼井優の魅力全開、将来がとても楽しみです。 【2005年9月アートホール・・・だっけかな?】

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kossy