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劇場公開日:

解説

長女の失踪で崩壊した家族の心の救済と再生を描いたドラマ。監督は「最も危険な刑事まつり/アカン刑事」の熊切和嘉。田口ランディによる同名小説を基に、「最も危険な刑事まつり/アカン刑事」の宇治田隆史と熊切監督が共同で脚色。撮影監督に「Moon Child」の柴主高秀があたっている。主演は「HAZAN」の加瀬亮。第60回ヴェネチア国際映画祭コントロコレンテ部門出品、文化庁芸術団体重点支援事業作品。

2003年製作/117分/日本
配給:オフィス・シロウズ
劇場公開日:2004年1月10日

ストーリー

15年前に隣に寝ていた妹・真利江が失踪して以来、“自分は何かを目撃していたのではないか”と言う自責の念に苦しめられてきた、哲学を専攻する大学院生の祐一郎。父・祐作は彼が16歳の時に病死、母・房江は宗教に走り、真利江の身代わりとして育てられた弟・祐弥も精神を病んでいた。ある日、少女監禁事件の犯人が逮捕されたと言うニュースが、そんな一家を刺激する。母は発見されたのは真利江だと信じて疑わず、祐弥も真利江が帰って来ると言って動揺した。仕方なく実家に戻ることになった祐一郎は、しかしふたりの様子にいたたまれなくなり、いつしか研究取材で知り合ったSMの女王で、彼の気持ちを“アンテナ”でキャッチすると言う不思議な能力を持つナオミに心の拠り所を求めるようになっていく。そして、彼女との対話の中で自身を解放した彼は、自ら封じ込めていた記憶を手繰り寄せる。それは、真利江が叔父から受けていた性的悪戯と、それを目撃しながらも幼すぎて何も出来なかった自分への罪悪感だった。こうして苦悩を吐き出し、現実と立ち向かう力を得た祐一郎は、その後、家族を救う為、真利江の亡霊を沼の中へ沈めた。翌朝、救済された家族は、新しい人生を歩き出そうとする。

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映画レビュー

2.0R-15なんだから

2018年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 変な新興宗教にかぶれる母(麻丘めぐみ)。アンテナによって真利江が帰ってきたと信じる弟。弟祐哉が退院するにあたって、自分が真利江として生きることを告げ、ワンピース姿で帰宅する。そして「人が苦痛から逃れるためにはどうするべきか」というテーマを追い求めるためにSM女王のナオミのもとへ走る祐一郎。さらに、風水かぶれの宇崎竜堂が登場する。

 R-15であることから、期待はそちらの方へ・・・と思ったら、女王様をネタにしてオナニーする主人公だった。それとも弟の女装と裸が問題なのか?あまり描写はないが、ロリコン変態おやじが一番か?とにかく、オナニーする度にトラウマを克服し過去の記憶を取り戻す祐一郎。

 印象に残ったのは、祐哉が裸で鉄塔にのぼるシーン。んで、真利江は結局見つからないままなのね・・・

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kossy

2.0行方不明になった妹

2013年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

寝られる

小さいころ行方不明になった妹について、自分は何かを見たのではないか?と悩んでいる兄を中心とした、家族の話。
良くも悪くも昔ながらの日本映画という感じで、この家族の不幸を描きたいのか、それとも主人公が妹のことを吹っ切ることが描きたいのかよくわかりませんでした。
とにかく見ていてつらいというよりも何の感情移入もできないつくりになっていて、悲惨な家族がかわいそうとかそういうこともあまり・・・。
ただ最後にお母さんが娘がいないことを認め、主人公まで失うのは耐えられないという場面は、少し感動できましたが、失踪の理由も分からないし、この家族が立ち直ったのかもわからないし・・。
はっきりいって面白くなかったでした。
2013.2.15

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あみだくじ