贅沢な骨
劇場公開日:2001年8月25日
解説
複雑に揺れる3人の男女の、愛の行方を描いたドラマ。監督は「閉じる日」の行定勲。脚本は、行定監督と「閉じる日」の益子昌一の共同。撮影を「閉じる日」の福本淳が担当している。主演は、「RED SHADOW 赤影」の麻生久美子、「月光の囁き」のつぐみ、「けものがれ、俺らの猿と Getting wild with our monkey」の永瀬正敏。2001年度キネマ旬報ベスト・テン監督賞受賞作品。16ミリからのブローアップ。
2001年製作/105分/日本
配給:スローラーナー
劇場公開日:2001年8月25日
ストーリー
ホテトル嬢のミヤコと、幼い頃に心に傷を受けたサキコは、互いを気遣いながら一緒に暮らしている。ある日、一見の客・新谷とのセックスで初めてオルガズムを感じたミヤコは、以来、新谷とプライヴェートで会うようになり、サキコが骨折で入院している間に彼を部屋に引きずり込んでしまう。そんなミヤコに疎外感を感じるサキコ。だが、サキコの想いとは裏腹に、ミヤコは新谷との関係に半ば強引にサキコを巻き込もうとする。ところが、いざサキコと新谷が肉体関係を持つようになると、彼女は嫉妬で酒に溺れるようになるのだった。やがて、新谷がふたりの元から去って行った。しかし、そうして初めてミヤコはサキコに彼女への愛を告白することが叶う。漸く、素直に愛し合うことが出来るようになったふたり。だがそんな矢先、ミヤコが客に殺されてしまう。ひとり、ミヤコの火葬に立ち会ったサキコは、遺骨の中から彼女の喉仏を拾い上げる。