悲しくなるほど不実な夜空に
劇場公開日:2001年12月22日
解説
不甲斐ない父と弟、AV女優の姉、3人の家族の曖昧な絆を描いた異色のホームドラマ。監督は「浪漫ポルノ」の宇治田隆史。脚本は、宇治田監督と「どんてん生活」の向井康介の共同。撮影を「地球最後の最初の男」の近藤龍人が担当している。主演は、「美人家庭教師 半熟いじり」の葉月螢と「地球最後の最初の男」の澤田俊輔、「パン屋の愛情」の古河潤一。尚、本作は大阪芸術大学の卒業生による作品特集上映『ディープ、クレイジー 映画』で公開された。モスクワ国際映画祭デビューキノタブール部門特別招待作品。スーパー16ミリからのブローアップ。
2001年製作/63分/日本
配給:ビターズ・エンド=スリーピン(PLANET studyo+1 提供)
劇場公開日:2001年12月22日
ストーリー
96年、夏。仕事場で喧嘩をして失職した父・松男、仲間と無目的な日々を送っている弟・秀和、そしてスカトロ・ヴィデオに出演している姉・龍子は、小さなアパートに暮らす家族。ある日、仕事のことが松男にばれ、家を追い出された龍子は、AV女優を続けながらひとり暮らしを始める。しかし、再就職先が見つからない父と仕事をする気など更々ない秀和は、龍子の財布を頼りにするしかない。そんなふたりを、龍子もまた曖昧な気持ちのまま受け入れてしまう。やがて秋、3人は再び元の生活へ戻っていく。