柳生一族の陰謀

劇場公開日

  • AmazonVideoで今すぐ見る

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

権力に生きる柳生一族の存続を賭けた陰謀が、骨肉の争いへと展開していく姿を描く。脚本は「トラック野郎 度胸一番星」の野上龍雄と「仁義と抗争」の松田寛夫と「ドーベルマン刑事」の深作欣二の共同執筆、監督も同作の深作欣二、撮影は「仁義と抗争」の中島徹がそれぞれ担当。

1978年製作/130分/日本
配給:東映

ストーリー

元和九年五月十一日、徳川二代将軍秀忠が江戸城大奥にて病死した。将軍秀忠の死は、発病後わずか二時間というもじどおりの急死であり、そこに不自然な異変の匂いを嗅ぐ者もいたが、大奥御典医は、食あたりによる中毒死として発表する。三代将軍の座は秀忠の長男の家光が継ぐべき筈であった。しかし亡き秀忠は次男の駿河大納言忠長を溺愛し、秀忠夫人崇源院於江与も、また時の天皇御水尾帝の妃となっていた長女の和子も、次期将軍には忠長を切望していた。熱心な忠長擁立派の老臣たちも多かったが、若手老中松平伊豆守信綱や春日局の一派は、あくまでも家光を推してゆずらず、大阪夏の陣以来十余年の安定に馴れた天下は、再び動乱の兆を見せ始めた。家光を推す松平伊豆守は、今後の策を相談するため将軍家剣法指南役の柳生但馬守宗矩を訪ねた。そして、但馬守は長男の十兵衛三厳を忠長のいる駿府城下にもぐらせ、又土井大炊頭の近辺を見張らせる。数日後、駿府に戻った大納言忠長のために自由の身となって尽くすべく、土井大炊頭は病気保養という名目で老中職を退く。一方、家光側では対抗策として松平伊豆守を老中に、柳生但馬を大目付に据えて、家光陣営の強力をはかった。家光と忠長の争いは将軍職争奪の一点に絞られる。松平伊豆らは御所を訪れ、家光への将軍宣下の詔勅を待ち受けるが、京都宮中の思惑がからみ、返事は得られなかった。そんなある夜、江戸城西丸大奥で家老は、侍女に化けた玄信斎の弟子、歌舞伎役者の雪之丞に襲われる。この事件を機に、但馬守の忠長派打倒は急がれた。但馬守は十兵衛を京都ヘ仕わし、宮中一のきれ者といわれる文麿を討たせる。文麿の死に戦慄した朝廷は、直ちに勅使を江戸に下らせ、弁明と慰撫に当らせる。そして、間もなく家光の上洛が決まった。衝撃を受けた忠長は重臣と策を練り、家光より先に京都へ入り、朝廷と話し合うことを決意する。その頃、家光の行列が、駿府城下の浪人軍に襲われ、三条大納言実条が殺された。この襲撃は、忠長の仕業に見せかけようと、但馬守が根来衆を使って仕組んだものであった。家光は諸大名に檄をとばし、忠長との一戦も辞さずと、決意を披瀝する。忠長は、一戦を混じえる覚悟であったが、信頼を寄せる大納言義直の説得で開城に承知する。そして忠長は上州高崎へ配流された。数日後、家光襲撃は但馬守の陰謀であったとの報を耳にした義直は、但馬守を問いただすが、彼は強く否定する。その直後、但馬守は息子又十郎に命じ、根来衆を惨殺させる。根来衆と十余年を共に過ごした十兵衛はそれを知り、父・但馬守への復讐の念に燃える。その怒りは三代将軍についた家光の首をとることによって示された。そして、柳生一族の陰謀の渦中に展開した闘争も、但馬守と十兵衛の宿命の対決を迎えるに至った。それはまさしく、徳川家の輝しい歴史の中に消えていこうとする、父と子の姿でもあった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第2回 日本アカデミー賞(1979年)

ノミネート

作品賞  
脚本賞 野上龍雄 松田寛夫 深作欣二
主演男優賞 萬屋錦之介
助演男優賞 千葉真一
技術賞 井川徳道
詳細情報を表示

Amazonプライムビデオで関連作を見る

Amazonプライムビデオ

30日間無料トライアル 月額500円で映画見放題

Powered by Amazon

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

5.0ドラゴンボールの実写版。は東映で深作欣二にやらせるべきだった

tさん
2019年1月3日
スマートフォンから投稿

仁義なき戦い+東映のドラゴンボールZ+柳生十兵衛って感じでした。
(実写版のドラゴンボールは深作監督がやったらよかったのかもしれない。)
それにしても豪華キャスト。ポップでファンタジーな時代劇でした。
本作は陰謀論のお話ですが・・・
しかし今我々が知っている、「日本の歴史」は、「徳川幕府が語るの歴史」なのです。
武田信玄が強かった、というのは、徳川が語る武田が強かった、というだけの話・・・
これ以上は危ない話題になるので言及は避けます笑。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
t

4.5柳生 ”一族” の陰謀?

2018年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

というツッコミはさておき(詳しく語るとネタバレになるので)。
ド迫力の時代劇。

萬屋さんをはじめとする方々の迫力に飲まれる。

現代風の芝居にしたかった深作さんの意に反して己を貫き通した萬屋さん。でも、この萬屋さんの芝居があったから、この映画は他に追随を許さない名作になったと思う。
 だけれど、萬屋さんだけじゃない。
 名高い名場面のラストも、萬屋さんの迫力に勝るとも劣らない、千葉さんの演技があったればこそ。

 陰謀・陰謀。その果てがあのような形で決着がつく。なんという深作さんの美学。そしてそのアイディアを不朽の場面に昇華させた萬屋さん。
 なんとも考えさせられ、心に残るオチだ。

なんて、萬屋さんと千葉さんをほめたたえているが、
他にも、松方さんてこんなに魅惑的な役者さんだっけ?
 コンプレックスだらけの人のいい坊ちゃんが、周りに乗せられて巨悪に…。その微妙な表情がすごい。なんとも味わい深い。今までの評価がすっ飛んでしまった。申し訳ない。

他にも、鈴木瑞穂さんのナレーションまで決まっていて、各役者さんのすごさを書き連ねたいくらいの濃密さ。

他にも、役柄がクレジットされないような役でも、あの方がここにと、それだけでも必見。

真田さんのソプラノボーイ?と言いたくなるような甲高い声等、これだけの役者が勢ぞろいしているからか、オーケストラのようにはいかなかったけれど、それぞれが光っている。

マンの台詞を聞いて思ったけれど、主だった役者さんて節回しが素敵。西郷さんなんて『星のフラメンコ』を思い出してしまった。

アクションもJACが入っているだけに凄いけれど、夜の場面が多くて残念。反対に、丹波さんとかアクションなしでも殺陣の緊迫感が伝わってきて、役者じゃのぉと改めて堪能。

合戦の場面とか少々だれるけれど、
荒唐無稽なこんな話を、史実知っているのに、実はこんなことあったんじゃないかなんて思ってしまう出来だから怖い。出雲阿国は時代が違うでしょをはじめ筋が荒唐無稽でも、人間が描けていると虚が実になるんですね。
 歌舞伎調・舞台調の大袈裟な芝居VSリアリティのある芝居ってよく対比されるけれど、やっぱり人間の本質をとらえて演技しているのならどちらも”真”。能・狂言・歌舞伎やシェイクスピアが廃れない理由がわかった気がする。

映画好きなら一度は必見の映画です。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
とみいじょん

4.0夢じゃ夢じゃ夢でござ〜る!

2016年3月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

二代将軍、徳川秀忠の謀殺に始まる徳川幕府の屋台骨を揺るがしかねない権力争いをドラマチックに描いたこのアクション時代劇は、それと同時に東映の時代劇復興の威信を賭けた戦いでもあった。
萬屋錦之助、三船敏郎、千葉真一、真田広之といった新旧スターがお互いに相乗効果を生み出し、久しぶりの時代劇に監督、スタッフ共に気合い十分なのが画面からヒシヒシと伝わって来る。
「三代将軍位争奪戦」ともいえる世継問題は、家光、秀長をそれぞれ推す全国諸藩大名と王政復古を目論む朝廷も参戦しての三つ巴の仁義なき戦いであり、史実とフィクションを織り交ぜた脚本によりその面白さは比類なし。
もう二度とこんな型破りで面白い時代劇は作れないのではないかと感じられる。
ラストでの鬼気迫る萬屋錦之助の大芝居を見るだけでも一見の価値はある!

コメントする
共感した! (共感した人 0 件)
みつまる。

4.0今見ると贅沢な映画です。

2013年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

知的

TVでやっていて十数年ぶりに観たのでレビューする。
いやー、贅沢ですね。流石に35年前の映画ですが
もはや、故人になられた俳優さんばっかりです。

萬屋錦之介
山田五十
金子信雄
成田三樹夫
芦田伸介
丹波哲郎
大原麗子
原田芳雄
室田日出男
角川春樹
三船敏郎

いやー凄すぎですね。
オールスター総出演。
なぜか、角川さんが出てます。
カメオ的な・・・かな?

しかし、若かりし大原麗子さん
おきれいです。めっちゃ美人です。

いやー、映画って本当に素晴らしい。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
としぱぱ
すべての映画レビューを見る(全4件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る