満月のくちづけ

劇場公開日:

解説

恋のおまじないを誤って悪霊を呼び出してしまった女子高生たちの恐怖を描く。脚本・監督は新人の金田龍、共同脚本は福士俊哉、撮影は斎藤正広がそれぞれ担当。主題歌は、高原里絵(「マリオネット・ブルー」)。

1989年製作/92分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1989年4月8日

ストーリー

横浜郊外の女子高校。一年生の里絵は美術の沢田先生に憧れていたが、美男子なのでライバルも多かった。ある日仲良しの智子の提案で恋のおまじないをすることになり、悦子や麻美も集まった。しかし、麻美のふとした悪戯から恋の精霊デル・ダ・メディーヌは悪霊になってしまう。数日後、学校で幸福のシンボルとされていた兎がプールで死んでいた。里絵は麻美や体育教師の吉田真弓が沢田先生と親しくしているのを悔しく思い、つい「死んじゃえ!」と呟いた。やがて麻美は洗面所で、吉田は体育館で何者かに惨殺されてしまう。智子は「午前0時までに悪霊に満月の光を浴びせれば助かる」と悦子となんとか呪いを解こうとするが、悪霊に殺されてしまうのだった。そして悪霊のとりついた沢田は自分に好意を寄せる里絵まで襲い始めた。暗い校舎を一人逃げ回る里絵。沢田は悪霊にとりつかれながらも必死に自分と闘っている様子だがどうにもならない。屋根裏部屋まで追いつめられた里絵は天窓を聞け、満月の光が差し込むなか沢田とくちづけを交すのだった。

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受賞歴

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映画レビュー

1.5黒歴史…?

2017年5月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

萌える

教師に片想い中の女子高生・高原里絵は恋のおまじないをするが、誤って悪霊を呼び出してしまい…。
深津絵里が役名の“高原里絵”名義で16歳時に主演したオカルト・ホラー+学園ラブストーリー。

見つめてると、ふと目が合って…少女漫画の世界のようなこっ恥ずかしいレベル。
セーラー服の女子高生たちが血祭りに上げられていく変態心はそそられるものの、怖さもエロさも皆無レベル。
女の子の嫉妬心、女の子同士のドロドロとした関係なども全く物足りない。

独特な雰囲気とファンタスティックな映像はそれなりに。
ショートヘアでセーラー服の深津絵里が可愛いだけ。

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近大

2.0幻想的なシーンは良かったが怖くはない

2016年1月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

単純

寝られる

まずホラーとしては論外。悲鳴や血糊はそこそこあるが、精神的に迫るものが無い。
まあ、あふれ出るB級感がそれはそれで面白いので、少しチャチいのが好きな人は一見してみてはいかがだろうか。
深津絵里はかわいいし、ましてや先生に好意を抱く生徒、という役どころ。ロマンは見られる。
また、一応ホラーなので、深津演じる生徒が(精神的にも物理的にも)苦しむシーンが多々ある。これがこの映画の最大の魅力...と言ってしまうと人となりを疑われそうだが。

幻想的なシーンが思いのほか多く、美しいことは美しかった。ただし、魅せよう(というか魅せたい)という制作側の意図がガンガン伝わってくる。
つまり、長い。幻想的なシーンが。
もういいよ?わかったよ?ねえ!と言いたくなるくらい長い。やり過ぎである。
さして代わり映えのしないロマンスシーンがダラダラと続くもんだから見ているのが恥ずかしくなってくる。
セーラーを着た若かりし深津絵里といえど画がもたないレベル。

魅せたい!という欲をもう少し抑えて、ホラーシーンにもう少し力を入れて、制作していただきたかったな、と思う。

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Satieliszt.
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