又四郎喧嘩旅

劇場公開日:

解説

山手樹一郎の小説『又四郎行状記』より「綱渡り見世物侍」の賀集院太郎が脚色、「花の渡り鳥」の田坂勝彦が監督、「悪太郎売出す」の武田千吉郎が撮影を担当した。主なる出演者は、「花の渡り鳥」の市川雷蔵、「唄祭り 江戸っ子金さん捕物帖」の瑳峨三智子、「新・平家物語 義仲をめぐる三人の女」の三田登喜子、「虚無僧変化」の阿井美千子、「帰って来た幽霊」の田端義夫、「歌え! 青春 はりきり娘」の清川虹子、「オテナの塔 (前篇)」「オテナの塔 (後篇)」の市川小太夫、「吉川英治作宮本武蔵より 決闘巌流島」の上田吉二郎など。

1956年製作/85分/日本
劇場公開日:1956年1月9日

ストーリー

諏訪八万石では世継の姫、多恵姫、琴姫の二人をめぐって暗闘が続けられていた。琴姫を世継にして己の権勢をほしいままにしようとした江戸詰家老大島刑部は、婿と決まった松平源三郎に対面の為に江戸に出て来る多恵姫を途中に迎えて討ち取るため、用人谷主水、中老松島、剣客大貫玄番らを諏訪に向わせた。それを知った留守居役高山内記は辰巳の芸者お艶とはこ屋の常吉を使って多恵姫に知らせようとした。二人が途中で主水等の一味横倉大造に掴っているのを救ったのは浪人笹井又四郎であった。諏訪に近づいた主水一行は折から遠乗りに来た多恵姫を討たんとしたが、姫は又四郎に救われた。しかし二人は一行の襲撃を逃れ、山小屋に一夜を明かした。姫は又四郎に愛情を抱き始めた。城に戻った姫は改めて主水に会った。そこへ源三郎の使いだといって現われたのは又四郎であった。姫は驚くと同時に喜んだ。主水一味は城端で又四郎を襲ったが失敗した。又四郎は姫をつれて江戸に出発した。一方お艶と常吉に姫の到着を告げる密書を持たせて江戸に向わせたが、先廻りした一味に密書はうばわれてしまった。又四郎達も途中一味に襲われたが女相撲虹ケ嶽おぶん一座に救われた。密書から姫の到着を知った一味は姫を襲うが、またしても又四郎が現われて姫を救った。江戸に着いた姫は主水等の前に現われた。事の成就を急ぐ主水等が姫を亡き者にしようとした寸前松平源三郎が現われた。又四郎を恋う姫は悲しい気持で源三郎に会ったが、意外源三郎こそ笹井又四郎の本当の姿であった。源三郎の剣に悪人たちは倒され、二人が結ばれたことはいう迄もない。

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