麻雀放浪記

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

阿佐田哲也のベストセラー小説「麻雀放浪記」の第1部「青春編」を実写映画化。敗戦直後の東京を舞台に、勝負師たちとの出会いを通して人生を学んでいく青年を描く。イラストレーターの和田誠が初メガホンをとり、「野菊の墓」の監督・澤井信一郎と共同で脚色。終戦後も学校へ戻らず無為な日々を過ごす青年・哲は、勤労動員の工場で働いていた時に博打を教えてくれた上州虎と再会する。虎に連れられてチンチロ集落を訪れた哲は、そこで出会ったプロの勝負師・ドサ健に、強烈な対抗心と奇妙な友情を抱く。数日後、哲はドサ健と共にアメリカ兵相手の秘密カジノへ繰り出すが……。真田広之が主演を務め、鹿賀丈史、高品格、大竹しのぶらが個性豊かな登場人物たちを演じる。

1984年製作/109分/日本
配給:東映
劇場公開日:1984年10月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第8回 日本アカデミー賞(1985年)

受賞

助演男優賞 高品格

ノミネート

作品賞  
監督賞 和田誠
脚本賞 澤井信一郎 和田誠
主演男優賞 真田広之
助演男優賞 鹿賀丈史
助演女優賞 大竹しのぶ
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映画レビュー

3.5ニノ二の天和

2024年11月2日
iPhoneアプリから投稿

生き様か死に様か。高品格の抑揚のない、山のように動かぬ肝の据わりよう。インチキだから払わねえと抜かすのか?と言い抜かす。全て超越する極道論。戦後の焼けた街をみごとに表すオープニングとラスト。単に白黒というだけでなく戦後感を見事に再現している。役者陣の演技が冴えている。

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Kj

4.0友情も情けも無い世界

2024年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

劇場で観て以来2回目だね。真田広之扮する17歳の坊や哲は昔の知人に出会いチンチロリンしに掘っ立て小屋に入った。
ギャンブルはたまにはいいが負けて全くムダな時間過ごすと後悔するもんだね。それに恐い連中もいるかもしれないし、負けが込んでもきついし。友情も情けも無い世界だからね。悪い事ばっかり覚えるしさ。

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重

3.0公開時はまだギャンブルを知らず

2024年8月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

予告編の歌がやけに耳に残っている程度だった。
花をめしぃ~ませぇ~めしませ花ぁあを~♪これが頭に残ってる。
その後地上波でも放送されるがその時も麻雀、ギャンブルを知らず、出目徳を転がすシーン見て何やってんだコイツ等は?位にしか思ってなかった。

後年やっとまともに観る気になってくる…
仲間と共に麻雀をし始めたからだ。
下手の横好きで負けるから、イカサマ技はムリだけど打ち方は真似したくなってしまう。
まぁ他の連中も同じもん見たりしてるから思惑は見透かされてしまうのだけど…。
金を賭けてるのは社会的に問題あるけど、賭けるモノに合わせて真剣になるのは当然。
作中の登場人物も当然、勝っていくためにあの手この手を仕掛けてくる。そこも面白いが当時は人間と向き合って色々やる時代だ。
男も女も生々しい人間的繋がりを求めて生きている。
しかしながら形勢不利と見れば、あっさりと手のひら返されるドライな感じもある。
生きるだけでもかなり真剣でないと生き残れない感じが伝わってくる。
今の時代とはちょっとスタート地点が違っているけど、何をするにもちょいと真剣にならねばいかんと思えた作品だった。
今の時代を生ぬるいとは言えないが弱ければ死ぬ世界が近付いて来ている様に感じる。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

3.0思ってたのと違った

2024年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

終戦直後の東京を舞台に主人公の賭け麻雀人生を描く『アカギ』みたいな作品と思ったら、博打打ちたちの矜持や人生模様を描いた群像劇だった。
特に後半は主人公の影が薄く「坊や哲」物語としての満足度はイマイチだった。
しかし、昭和のテレビドラマで馴染み深い役者たちの演技や、モノクロ画像で再現された終戦直後の風景や風俗は良く出来ていて楽しめた。

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ジョン・ドゥ