瞳の中の訪問者

劇場公開日:

解説

突然失明した美少女をめぐって繰りひろげる、手塚治虫原作の人気漫画「ブラック・ジャック」の映画化。脚本は「愛の空中ブランコ」のジェームス三木、監督は「HOUSE ハウス」の大林宣彦、撮影も同作の坂本善尚がそれぞれ担当。

1977年製作/100分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1977年11月26日

あらすじ

小森千晶は、インターハイをめざしてテニスの特訓を続けていた。ある日、コーチの今岡の打ったボールが、千晶の左目にあたった。診察した医師は回復は絶望だと今岡にいいわたす。ひそかに千晶を愛していた今岡は責任を感じ、思案の末、人里はなれたブラック・ジャックの家をたずねる。ブラック・ジャックは天才外科医と言われ、法外な礼金をとって手術を引受ける無免許医師であった。自分の目を使って欲しいという今岡の言葉に、ブラック・ジャックは手術を引受ける。手術は成功し、キャンパスにもどった千晶をテニスでペアを組む京子がむかえた。千晶は再びテニスをはじめ、昔と変わらぬ生活をおくれるように思えた。ところがある日、まわりの人には見えず、千晶にだけ見える幻の男が現れる。心配した今岡はブラック・ジャックのもとへ行く。千晶に移植された角膜は、実は今岡がアイ・バンクから盗んだものだった。今岡の調査で、その角膜は湖で殺された若い女性のものであったことがわかる。一方、千晶はいつしか幻の男を恋しはじめていた。ある日街角で千晶はその男をみつけ、あとを追う。男は幻ではなく実在していたのだ。殺人容疑で逮捕される今岡、実在する幻の男。千晶をめぐる謎は深まる一方であった。

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映画レビュー

2.5大林映画ではある

2025年3月13日
Androidアプリから投稿

手塚ファンの大林監督による、片平なぎさを売り出すためのアイドル映画の体裁を借りた「主観的手塚論映画」…御本人が言うだけあって、たしかに大林臭も手塚臭もするんだけど、その前に❲商業映画❳としてどうなんだか…

手塚先生の本質はオタクでありながらエンタメとして老若男女たくさんの人に観てもらいたいところにある。
エンタメの中にアンチテーゼを織り込んで独特の美学を追求する姿勢が手塚作品の魅力なのだから、カルトやメタの切り口では活かせないと思っている。

手塚作品を活かせる表現は映像ではなく、漫画そのものだと再認識させられるばかりである。

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K・M

2.0仙台長町劇場で鑑賞

2024年5月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本作は大林タッチには合わないようだった。

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ムーラン

3.0まあまあだった

2020年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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吉泉知彦

2.5美少女だけ見えた

2020年5月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

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近大