ヌードの夜

劇場公開日:2025年6月6日

解説・あらすじ

「死んでもいい」「天使のはらわた」シリーズなどで知られる映画監督・脚本家・劇画作家の石井隆が、ヤクザを殺した女と彼女にほれた何でも屋の男の運命を描いたハードボイルドサスペンス。

「何でも代行屋・紅次郎」こと村木は、事務所を訪ねてきた陰のある美女・名美から、東京を案内してほしいと依頼される。その夜、都内の高級ホテルに帰った名美は、腐れ縁のヤクザである行方を部屋に招き入れ、シャワー室で刺殺する。翌日、何も知らない村木はホテルを訪れ、行方の死体を発見。名美にはめられたことを知った村木は、旅行バッグに死体を入れ彼女を追う。

石井監督が劇画作家時代から描き続けてきた名美と村木を本作では余貴美子と竹中直人が演じ、根津甚八が行方役で共演。サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン・トーキョー’94にてグランプリを受賞。2010年には本作の続編となる映画「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」が製作された。2025年6月、石井隆の初期監督作4本をHDリマスター版で上映する特集企画「石井隆Returns」にてリバイバル上映。

1993年製作/110分/日本
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
劇場公開日:2025年6月6日

その他の公開日:1993年12月18日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

5.0石井隆作品は映画館で観たい

2025年8月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

ドキドキ

「人が人を愛することのどうしようもなさ」
以来の石井隆監督のファンです。
wowowで監督の作品を観たりするのですが映画館で観ると格別感があります。
昔からある映画館が石井作品は映えるように思えます。にっかつ作品独特の湿り気感がいいんですよね。
「ヌードの夜」は前々から映画館で観たいと願っていた作品で今回の「石井隆returns」特集で観る事ができました。

名美(余貴美子)を助けるために村木(竹中直人)が拳銃を手に入れるくだりが面白い。
やっと手に入れた拳銃を放つ一発の銃声が街中に響き渡るカタルシス最高ですね。
なんやかんやあったけどゲイボーイの同級生かっこいいぞ。

あと椎名桔平が意外と良かった。
取り立て屋は、やっぱり岩松了か・・・
有名な演出家なのに端役好きだな。
まぁ存在感は、ありました。

それにしても海での救出シーンは、どうやっって撮ったのだろう・・・。
どこからが幻想シーンなのか謎が深まります。都会の「雨月物語」という所でしょうか。

石井監督の撮る、裏寂れた東京の景色が東京オリンピックを機に消えてしまったように気がします。どこもかしこもタワービル・・・。

returns特集の他作品も気になるところです。

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naoki

4.0村木の名美への思いが切ない石井隆ワールド

2025年7月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

石井隆さんの初期監督作4本をHDリマスター版で上映する特集企画「石井隆Returns」からの2本目。

腐れ縁のヤクザ(根津甚八さん)を殺した女・名美(余貴美子さん)と彼女に惚れた何でも屋の男・村木(竹中直人さん)の運命を描いたハードボイルド。

村木の名美への思いが切ない石井隆ワールドのど真ん中。

そしてこれは竹中直人さん。同年の「シコふんじゃった。」の対極にある、もうひとつの代表作になった。

直人さんと同じ歳、30代後半の余貴美子さんの美貌と熟れた肢体も目に焼き付けた。

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エロくそチキン2

3.0演出が良いのか役者さんの演技が良いのか

2025年6月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

中々面白かった。
竹中直人さん主演。余喜美子さんが相手役。根津甚八さんと若き椎名桔平さんが共演しています。

一見の女に翻弄される馬鹿な男を描いたサスペンスですが、低予算なのか至るところショボい感じ。

でも、演出が良いのか役者さんの演技が良いのか、最後まで飽きずに観ることができる。
切なく哀しい物語。

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ねこたま

5.0バブルが弾けた空虚な空気、決して幸せになれない男と女…鑑賞後の多幸感はありませんが、強く印象に残りますね。 降りやまない雨、闇を照らすシンボリックなネオンサイン、独特の映像美も必見

2025年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

2022年5月に逝去された映像作家・石井隆氏の没後3年に合わせた初期傑作4作品が上映中。本日は『ヌードの夜』(1993年)をシネマート新宿さんで鑑賞。

『ヌードの夜』(1993年110分)
本作での土屋名美役は余貴美子氏、村木哲郎役を竹中直人氏が演じる。

バブルが崩壊、祭りの後の空虚感が漂う歌舞伎町。
世間からドロップアウトした何でも屋・村木のもとに、東京の観光案内を希望する謎の女性(名美)が訪ねてくる。
ホテルに送迎した夜、名美から急遽帰ることになったので、ホテルに残した大型荷物を自宅に送り返して欲しいとの留守電が残され、翌朝部屋に戻ると名美は行方不明、浴室に変死体・行方耕三(演:根津甚八氏)が転がっている。
嵌められたことに気づいた村木は遺体をスーツケースに詰め、名美を追い求める…。
同じく姿を消した行方を探す弟分の仙道(演:椎名桔平氏)に半殺しの目に合うが、ようやく名美を探し出す。
彼女の行方との長年の絶ちがたい関係を知った村木は、ほのかな愛情を寄せる彼女と共に遺体処理に協力するが、その矢先、仙道に名美の自宅がバレ、監禁させる。
彼女を救うため、トカレフを買い求め歌舞伎町をさまよう村木だが…。

幼少期の出来事を同郷の行方に長年脅迫されつづけ、他人との結婚さえも許されない薄幸の女・名美を余貴美子氏がこれでもかと情念をこめ切なく演じきります。
村木を演じる竹中直人氏も恋情を抱き、叶わぬ夢となる男の悲哀を体現しています。
切れたら何をするか分からない、行方を敬愛する仙道役の椎名桔平氏も本作でブレイクしましたが、鬼気迫るものがありました。

バブルが弾けた空虚な空気、決して幸せになれない男と女…鑑賞後の多幸感はありませんが、強く印象に残りますね。
降りやまない雨、闇を照らすシンボリックなネオンサイン、独特の映像美も必見ですね。

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矢萩久登

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