日本のいちばん長い日(1967)

ALLTIME BEST

劇場公開日:1967年8月3日

解説・あらすじ

1945年8月14日正午のポツダム宣言受諾決定から、翌日正午の昭和天皇による玉音放送までの激動の24時間を描いた名作ドラマ。大宅壮一名義で出版された半藤一利の同名ノンフィクションを原作に、橋本忍が脚色、岡本喜八がメガホンをとった。広島・長崎への原爆投下を経て日本の敗戦が決定的となった昭和20年8月14日、御前会議によりポツダム宣言の受諾が決定した。政府は天皇による玉音放送を閣議決定し準備を進めていくが、その一方で敗戦を認めようとしない陸軍将校たちがクーデターを画策。皇居を占拠し、玉音放送を阻止するべく動き出す。キャストには阿南陸軍大臣役の三船敏郎をはじめ、笠智衆、志村喬、加山雄三ら、当時の日本映画界を代表する俳優陣が集結。

1967年製作/157分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1967年8月3日

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映画レビュー

4.0 大日本帝国の断末魔。

2025年8月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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すっかん

3.5 一度は観ておくべき作品

2025年8月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

難しい

戦争を終わらせるための数日に絞って描かれた重厚なものであった。玉音放送のレコードが印象深い。
保存して時間があれば再度確認しようと思う。

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four7777

4.0 緊迫の玉音放送

2025年8月16日
スマートフォンから投稿

冒頭からとても重々しい。
どこまでが史実なのか知らないが、戦争を終わらせるのはこんなに難しいことなのか。あの玉音放送が放送されるまで、いったいどれだけの人間が犠牲になるのかと緊張した。

時折軍人たちの言葉が難しく感じたが最後まで飽きずに見ることが出来た。
反乱を起こす若き軍人たちが半狂乱になっていくのが恐ろしく、戦争は何のためにするのだろうと改めて思った。
陸軍大臣のセリフ「これからの国民はこんな惨めな思いをしなくて済むよう」は本作品の1番のメッセージかと思う。

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ニモ

5.0 怒っている

2025年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

興奮

 本当に戦争を体験した人々か暑い8月の追い詰められた夏に汗だらけになりながら怒っている。とにかく合理的な思考が停止して精神主義で突き進んだ結果に現実を突きつけられて選択を迫られる。黒沢年男の陸軍少佐の絶望がすごい。建てて建ててと工務店の広告をしている人物とは思えない。国の方向が首相と大臣に拠って決められるのに最後の責任は天皇に裁可を得るという政治機構の未熟さが混乱をもたらす。ただし、だからみんな従ったという面もあるけれど。なんであんなことになったのか常に考える必要がある。この映画は戦争で辛酸をなめた世代の遺言である。

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こめちゃん