トラブルシューター

劇場公開日:

解説

バブル全盛期・暴力団新法施行の時期を背景に、もめごと処理請負人=トラブルシューターを始めた男たちの姿を描くハードボイルド・ドラマ。監督・脚本は「KAMIKAZE TAXI」の原田眞人。撮影は「みんな~やってるか!」の柳島克己。主演は「きけ、わだつみの声(1995)」の的場浩司。共演は森本レオ、舞台女優の福田裕子、「KAMIKAZE TAXI」の塩屋俊など。

1995年製作/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:1995年7月1日

ストーリー

1991年。元やり手の刑事で今はどさ回りの演歌歌手・南郷大輔は、ある港町のキャバレーで、元機動隊員で今は脳傷害を持つ日雇い労働者の叔父・秋田匠三と再会する。喫茶店に場を移した二人は、そこに居合わせた途方に暮れる女性の相談を聞くことになり、やくざとのトラブル解決に乗り出した。南郷は相手の貝山組に出向き、組員も感服させるほどの説得力で組長を説き伏せ、女性が抱えていた問題を解消してしまう。匠三はさらにやくざからコンサルタント料まで巻き上げ、もめごと処理を商売にしようと南郷に持ちかけた。先の南郷の手腕に見惚れた貝山組のチンピラ・テルまでも彼らに加わり、三人は地上げに辛うじて耐えている東京のビルでトラブルシューターを開設する。最初の依頼人は、シャブ中の息子の暴力に困り果てた生け花教室の美人先生だったが、息子を力で押えつけると母親は南郷を花瓶で殴るといった始末だった。その夜、南郷と匠三は財界人や暴力団のご用達である会員制クラブに招かれた。南郷は、刑事時代に張り合った東山組幹部・瀬戸を介して東山の女・香蘭から、この店の外国人女性を狙った猟奇レイプ事件の捜査を依頼される。南郷たちは香蘭とともに調査を進め、犯人に事件の手引きをした元美少年バンドのメンバー・ジョージを捕えた。ジョージの自白により犯人は、先の会員制クラブの客である芸能プロダクション社長が売り出している新人タレント・赤城セッシュウであると判明する。南郷が単独でセッシュウのもとに出向くと、彼はセッシュウの関係者たちに叩きのめされてしまう。意識を取り戻した南郷の前には瀬戸が“捜査の謝礼”を持って立っていた。実はジョージを捜し出すため南郷を利用した瀬戸は、テルや事務所のビルの住人を人質に、ジョージを東山組へ引き渡すように言う。金になるセッシュウの身代わりに落ちぶれたジョージが犯人となり、その隠蔽工作をネタとして芸能プロダクションを乗っ取るという瀬戸の計画であった。ビルを地上げから守るためにもなす術のない南郷は、匠三にジョージを渡すように連絡し、匠三はジョージが自殺させられるのをみとる。瀬戸に踊らされた無力感に打ちのめされる南郷は、やはり瀬戸に踊らされていた香蘭と、瀬戸のシナリオにない関係を結んだ。ジョージの葬儀の後、ようやく生気を取り戻し始めたトラブルシューターたちに新しい朝が訪れる。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0説得シーン

2022年11月23日
iPhoneアプリから投稿

観たのは随分前のこと。 原田作品を見る度に なぜかラスト近いこのシーンを思い出します。 いいシーンだっらたから覚えているのだと思うのですが、なかなか再観できず。 再確認したいなあ。

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nin

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