天使のはらわた 赤い閃光

劇場公開日:2025年6月6日

解説・あらすじ

「死んでもいい」「ヌードの夜」などの鬼才・石井隆が劇画と映画で描き続けた「天使のはらわた」シリーズの最終章となるサイコミステリー。

雑誌編集者として働く名美は、AV撮影現場を取材する最中に忌まわしい記憶のフラッシュバックに襲われる。9年前、高校生だった彼女は帰り道に見知らぬ大男にレイプされ、それ以来、男性恐怖症に陥っていた。ある夜、行きつけのバーで泥酔した彼女は、ラブホテルのベッドで目を覚ます。名美には昨夜の記憶がなかったが、室内にセットされたビデオカメラと男の死体を見つけ、とっさにカメラからビデオテープを抜き取り部屋を飛び出す。自分が男を殺したのではないかと動揺する彼女のもとに、1本の電話が掛かってくる。

現実と妄想に翻弄されるヒロイン・名美を川上麻衣子、彼女を助けるフリーライターの村木を根津甚八が演じ、速水典子、鶴見辰吾が共演。2025年6月、石井隆の初期監督作4本をHDリマスター版で上映する特集企画「石井隆Returns」にてリバイバル上映。

1994年製作/87分/日本
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
劇場公開日:2025年6月6日

その他の公開日:1994年9月10日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)テレビ東京/キングレコード/ムービー・アクト・プロジェクト

映画レビュー

3.0 女優、川上麻衣子はもっと評価されて良い。

2025年8月25日
iPhoneアプリから投稿

配信で初見。
94年か。
男社会が根深く蹂躙し続けた女たちが復讐するには、
こうする他ない、か。
女の自立が男のように酒を呑み
雑に振る舞うことだと定義されていた時代。
石井隆、北野武、市川崑、森田芳光、
名匠巨匠作品に出た女優、
川上麻衣子はもっと評価されて良い。

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きねまっきい

4.0 川上麻衣子さんの魅力が凝縮された代表作‼︎

2025年8月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

石井隆の初期監督作4本をHDリマスター版で上映する特集企画「石井隆Returns」からの3本目。

石井隆さんとの出会いとなった「天使のはらわた」のシリーズ最終章。

高校生のときレイプされ、男性恐怖症に陥った雑誌編集者の名美(川上麻衣子さん)。折に触れ忌まわしい記憶のフラッシュバック。

泥酔し、意識のないまま殺人事件に巻き込まれた名美をフリーライターの村木(根津甚八さん)が助ける「名美と村木」のフォーマット。

結ばれてもフラッシュバックから逃れられない。

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エロくそチキン2

4.0 石井隆節を堪能出来る

2025年8月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

出町座でやっている石井隆監督特集上映。やっと時間が合ってこれが観れました。
「天使のはらわた 赤い閃光」

今は失われた言葉「Vシネ」として製作された作品。僕も発売当時、レンタルビデオにて鑑賞。それ以来なので、まさか令和になってから劇場で観れるとは!劇場はやはり良いです!

うん、やっぱり面白い。
奥行きのある画面作りでの石井長回し。凄い!

今回の名美は川上麻衣子さん。そして村木はこの人!根津甚八さん!まるで村木を演じる為に生まれた様な人!
2人の運命もまた石井節!
短いながらも大満足の作品です。

出来る事なら「夜がまた来る」も観たかった!

#石井隆 監督
#天使のはらわた
#天使のはらわた赤い閃光

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naichin

4.0 天使のはらわたシリーズ最終章

2025年6月30日
PCから投稿

1978年から長きにわたって続いた天使のはらわたも1994年に作られた本作で終了します。
1作目から続けて見ると本作はかなり洗練されていることが分かります。
それまでのシリーズはストーリーが脱線したりちぐはぐに見えたり「いったい何を見せられているんだ」的な部分も多々あったのですが最終章である本作は起承転結がしっかりし、オチもはっきりしていて素晴らしい。
石井隆監督の作家性が明確になった一本だと思います。
この次があの「GONIN」です。

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みる