天使のはらわた 赤い閃光
劇場公開日:1994年9月10日
解説
殺人事件に巻き込まれた暗い過去を持つヒロインの姿を描くサイコ・ミステリー。「ヌードの夜」の石井隆が監督・脚本を手がけた、″天使のはらわた″シリーズ。撮影は「J・MOVIE・WARS」“TOKYO BLOOD篇”「殺し屋アミ」の笠松則通が担当。
1994年製作/87分/日本
配給:アルゴ・ピクチャーズ
劇場公開日:1994年9月10日
ストーリー
スチールカメラマンの土屋名美はAV撮影現場で仕事を進めるうち、9年前、見知らぬ大男にレイプされた過去を思い出した。事件以来男性恐怖症に陥っていた名美は、バーのママちひろと愛し合ったりするが本気にはなれない。その日、彼女は酒の力で気を紛らわせようとして酔い潰れてしまう。ふと目覚めるとそこはラブホテルの回転ベッドの上で、横にはハンディカメラと店の客だった須川の死体が。名美はとっさにビデオテープを抜き取り部屋を後にした。テープには見知らぬ女と須川の痴態が繰り広げられていた。その日から男の声で脅迫電話がかかるようになり、警察の捜査も名美の近くまで及ぶ。彼女はあの晩、アドレス帳をちひろの店で落としたこと、仕事で一緒になったフリーの編集者・村木哲郎も店にいたことを思い出し、村木にビデオを見てもらおうとする。その時、カッターナイフを持ったちひろが名美を助けに来たと言い、村木を襲ってきた。名美に脅迫電話をかけ、須川を花瓶で殴ったのはちひろだった。ちひろは村木と揉み合ううちに足を踏み外し、3階から落下して死亡した。……村木と愛し合う名美。ビデオテープの続きには、名美が須川をメッタ刺しにしている情景が…村木の返り血を浴びた名美は全てを洗い流すかのようにシャワーを浴びていた。