妻はフィリピーナ
劇場公開日:1994年7月16日
解説
映画監督の青年とそのフィリピン人の妻との生活の日々を、娘の誕生やお互いの家族との関わりを通し描く″私的″ドキュメンタリー。日本映画学校出身の寺田靖範が、自分とフィリピン女性テレサとの結婚と2人の間に娘・陽子が産まれるまでの日々を、お互いの家族――靖範の母やマニラでの結婚式に付き添った妹・早苗、テレサの母や兄、そしてあくまでもテレサと会うことも撮影に応じることも拒否する靖範の父も含めて――や、周囲の人々をとらえた第1部が、まず映画学校の卒業制作として作られた。それは92年、第2回国際学生映画祭ドキュメンタリー部門賞を獲得し、その奨励金をもとに卒業後、自分は夜警のバイトをし、テレサはパプで働きながら、フィリピンのテレサの母の元に預けられていた陽子をやがて引き取り、3人で暮らしていく様をとらえた第2部を製作。日常の喜怒哀楽を素直な視線で追っていき、決して声高でなく国際結婚した2人の現実を切り取ることに成功している。93年度日本映画監督協会新人賞受賞。16ミリ。
1993年製作/100分/日本
配給:万福寺シネマ
劇場公開日:1994年7月16日
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
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