大日本コソ泥伝
劇場公開日:1964年12月6日
解説
花登筐の原作を花登筐と「ああ青春の胸の血は」の才賀明が共同で脚色「ポンコツおやじ」の春原政久が監督した喜劇。撮影は「赤い殺意」の姫田真佐久。
1964年製作/94分/日本
配給:日活
劇場公開日:1964年12月6日
ストーリー
忍者スタイルに身を固めた怪盗石川二十五右衛門は、豊臣秀吉の末裔徳兵衛氏の持つ千成ダイヤを狙って忍びこんだが、無念にも非常警報器が鳴って、ほうほうのていで逃げ帰った。肝腎の右手を負傷した二十五右衛門は、連絡係の藤四郎の力を借り、石川八人衆の乾分を集めた。日本各地から馳せ参じたのは、東京代表タワーの高井、モノレールの又刈、大阪代表の道頓堀のドブ之助、釜ケ崎のナべ吉、おらがのズロ吉、んだの金六、メザシ、フグという面面。二十五右衛門は、今日から三日目の丑満時までに千成ダイヤを盗み出した者に、石川二十六右衛門を襲名させると宣言し、泥棒コンクールの幕はおとされた。ドブ之助、ナべ吉組はトイレの汲取口から家に入り、ダイヤを戴き、ズロ吉、金六組は、徳兵衛の息子太郎を誘拐し、身代金としてダイヤを戴く寸法。高井又刈組は、007を気どってイキなムードで徳兵衛の二人の娘次子、末子を誘惑して手に入れる。フグ、メザシ組は大地下道を掘りぬき、ダイナマイトでドカンとやった所でダイヤを戴くという仕掛け。だが実際は、計算通りにことが運ばずみんなさんざんなめにあった。ドブ之助とナべ吉は、逃げる途中隠居婆さんきくの室に転がりこんだ。そしてあのダイヤは、貪欲な徳兵衛に横取りされてはいるが、本当は正当な跡取りのしのにゆずられるものだと聞かされた。そして、女中同様に使われるしののため、ダイヤを奪ってくれと頼まれる始末。一方ズロ吉も金六も、日頃の間抜け振りを発揮して、さんざん苦労した。またムード作戦方は、タレント会社からギャング役者を借りては来たものの、女形上りや、老優、化け猫名人の三人で高井らは逆に次子らに助けられるはめとなった。ともかく千成ダイヤを目指して、コソ泥競争は佳境に入って来たが、この争奪戦をよそに一人ほくそえむのは、高祖五右衛門だけであった。
スタッフ・キャスト
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タワーの高井長門裕之
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モノレールの又刈藤村有弘
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道頓堀のドブ之助天王寺虎之助
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釜ケ崎のナべ吉三浦策郎
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おらがのズロ吉由利徹
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んだの金六佐山俊二
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フグ佐々十郎
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メザシ大村崑
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石川二十五右衛門桂小金治
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藤四郎南都雄二
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初代石川五右衛門藤田まこと
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豊臣徳兵衛如月寛多
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長女一江正司歌江
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夫光夫玉井謙介
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次女次子正司照枝
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三女末子正司花江
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長男太郎白木みのる
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隠居きく原泉
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女中しの松原智恵子
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用心棒赤井榎木兵衛
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用心棒黒田青木富夫
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門番青木桂小かん
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話の中の次子山本陽子
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話の中の末子西尾三枝子
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話の中の太郎勝亦富美夫
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中村蛸之丞茶川一郎
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なら山糸之助夢路いとし
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上野恋三喜味こいし
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巡査A中田ダイマル
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巡査B中田ラケット
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金庫の鍵屋谷村昌彦
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マダム茂手木かすみ
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医者河上信夫