雑兵物語
劇場公開日:1963年7月13日
解説
サンデー毎日・週刊漫画連載の清水崑の漫画“戦国雑兵”を「天国と地獄」の小国美雄が脚色、「影を斬る」の池広一夫が監督した時代喜劇。撮影は「女系家族」の富川一夫。
1963年製作/90分/日本
原題または英題:Rabble Tactics
配給:大映
劇場公開日:1963年7月13日
ストーリー
戦国時代の荒れ果てた一寒村に二十文の日当で足軽十五人の徴発がきた。うまい話だが頭数を揃えねばと、了海和尚と相談の上、半人前の小男の仙太、大モノグサの弥十、折しも通りかかった茂平を口説き、仙太の女房で体重三十貫、しかも臨月近いおたつ、男おんなの於莵まで男装させ、頭数を揃えた。成立ちからこれだから五郎八と藤七は両軍の勝敗をバクチのタネにする。茂平は味方が危くなると、敵の斥侯になっている隣村の留吉から敵方の旗を手に入れてみんなにつけさせる。拾い物に精出して盗品買いの婆に売りつけるといった調子。この奇妙な連中を使って敵の裏をかき、大切な兵器を居城清州に運ばせようと考えたのは信長だ。極秘だという荷物の中味を覗くとただの黒い鉄の玉。ところがこれが“国崩し”という物すごい爆弾と判ったが、お目付けの益田庄兵衛がいるので逃げるに逃げられず、へっぴり腰で道中がつづいた。清州にたどりつき、明朝を期して砲撃と決ったが、一足さきに故郷へ帰ったはずの仙太夫婦と赤ん坊が敵の城にいることが判った。そこで一同は必死になって仙太を救けに出かけ、雑兵たちや仙太親子を脱出させた。とたんに大音響、茂平は於莵を突き倒すようにして身を伏せた。やがて顔を上げてみれば、砦はあとかたもなく、ただ巨大なキノコ状の翼が天を突き上げるようにグングンのびていた。
スタッフ・キャスト
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茂平勝新太郎
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弥十船越英二
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於莵藤村志保
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織田信長小林勝彦
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了海柳家金語楼
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窩主買の姿ミヤコ蝶々
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仙太堺駿二
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猪之吉中村豊
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藤七三角八郎
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居酒屋の女毛利郁子
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孫六遠藤辰雄
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益田庄兵衛柳谷寛
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木原武兵衛山路義人
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北軍の足軽小頭人見きよし
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お常今喜多代
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おたつ太平洋子
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五郎八横山アウト
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北軍の斥候留吉ノック
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北軍の斥候Aフック
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北軍の斥候Bパンチ
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茶店の客A平和日佐丸
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茶店の客B平和ラッパ
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杢兵衛寺島雄作
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近江屋甚五郎兵衛水原浩一
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立石源太左衛門尾上栄五郎
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田村玄蕃正東良之助
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山本将監伊達三郎
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半蔵沖時男
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嘉助三浦志郎
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久作越川一
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勘太三上哲
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亀吉山岡鋭二郎
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権次黒木英男
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お関滝のぼる
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お種美吉かほる