劇場公開日:2000年6月3日
解説
押井守原作の漫画「犬狼伝説」の映画化で、押井監督が手がけた実写映画「紅い眼鏡 The Red Spectacles」「ケルベロス 地獄の番犬」と同じ「ケルベロス・サーガ」に連なる一作。架空の昭和30年代を舞台に、特殊部隊のエリート隊員とゲリラ組織の少女の愛憎と悲恋を描く。敗戦後の混迷からようやく抜け出し始めた日本の首都圏では、激化する武装闘争に対応するため「首都圏治安警察機構」=通称「首都警」が組織されていた。首都警の戦闘部隊「特機隊」に所属する伏一貴は、過激派集団の暴動を鎮圧するため出動した先で、爆弾の運搬役の少女と遭遇。引き金を引くことをためらった一瞬の隙に、少女は自ら爆弾を爆発させ自殺してしまう。任務を遂行できなかった伏は、訓練学校に戻り再訓練を命じられるが、そんなある日、自爆した少女とそっくりの女性に出会い……。「AKIRA」や「機動警察パトレイバー」の原画も手がけてきたアニメーターの沖浦啓之が初監督を務め、ベルリン国際映画祭などに出品され高い評価を受けた。
1999年製作/98分/PG12/日本
配給:バンダイビジュアル、メディアボックス
劇場公開日:2000年6月3日