人狼 JIN-ROH

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劇場公開日:

解説

押井守原作の漫画「犬狼伝説」の映画化で、押井監督が手がけた実写映画「紅い眼鏡 The Red Spectacles」「ケルベロス 地獄の番犬」と同じ「ケルベロス・サーガ」に連なる一作。架空の昭和30年代を舞台に、特殊部隊のエリート隊員とゲリラ組織の少女の愛憎と悲恋を描く。敗戦後の混迷からようやく抜け出し始めた日本の首都圏では、激化する武装闘争に対応するため「首都圏治安警察機構」=通称「首都警」が組織されていた。首都警の戦闘部隊「特機隊」に所属する伏一貴は、過激派集団の暴動を鎮圧するため出動した先で、爆弾の運搬役の少女と遭遇。引き金を引くことをためらった一瞬の隙に、少女は自ら爆弾を爆発させ自殺してしまう。任務を遂行できなかった伏は、訓練学校に戻り再訓練を命じられるが、そんなある日、自爆した少女とそっくりの女性に出会い……。「AKIRA」や「機動警察パトレイバー」の原画も手がけてきたアニメーターの沖浦啓之が初監督を務め、ベルリン国際映画祭などに出品され高い評価を受けた。

1999年製作/98分/PG12/日本
配給:バンダイビジュアル、メディアボックス
劇場公開日:2000年6月3日

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(C)1999 押井守/BANDAI VISUAL・Production I.G

映画レビュー

5.0出渕裕氏がデザインしたドイツ的意匠のプロテクトギアにほれぼれ、傑出していますね。

2024年11月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

Morc阿佐ヶ谷さんにて『人狼 JIN-ROH』(2000)を久々に鑑賞。 もう25年近く前の作品になるのですね。 『人狼 JIN-ROH』(2000) 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995)でキャラクターデザインを担当された沖浦啓之氏の監督デビュー作、原作・脚本は押井守氏、演出は『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ジ・ローハン』の公開も控える神山健治氏。 2018年に韓国でカン・ドンウォン主演作としてリメイクもされましたね。 第二次世界大戦、日本がドイツ・イタリアと同盟を組まずイギリスと組み敗戦、ドイツ占領下の昭和37年という設定が実に押井守氏らしいですね。 当時の空気感も見事に再現されています。 『紅い眼鏡/The Red Spectacles』(1987)、『ケルベロス-地獄の番犬』(1991)と連なる「ケルベロス・サーガ」の作品ですが、出渕裕氏がデザインしたドイツ的意匠のプロテクトギアにほれぼれ、傑出していますね。 自治体警察が過激派集団(セクト)を鎮圧できず高い戦闘力を有する「首都警」を組織、警察側と首都警との権力抗争、それに伴う公安や非公式の諜報組織「人狼」の動きなど硬質なポリティカルドラマが98分に濃縮されています。 まだCG前夜、全編セルアニメーション作品なのも味があっていいですね。

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矢萩久登

4.5ただただ名作!

2023年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

知的

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めあり

3.0ああ、やっぱり

2022年3月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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なお

5.0今まで見たアニメ映画では一番好き。 現代にもこういう作品が出てきて...

2021年1月14日
PCから投稿

今まで見たアニメ映画では一番好き。 現代にもこういう作品が出てきてほしいと願っているが、無理な話であろう。

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山椒魚

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