邪魔者は消せ

劇場公開日:

解説

「鉄火場の風」の熊井啓のオリジナル・シナリオを同じく「鉄火場の風」の牛原陽一が監督したアクション・ドラマ。「海から来た流れ者」の姫田真佐久が撮影した

1960年製作/83分/日本
原題または英題:Women of Kyoto
配給:日活
劇場公開日:1960年4月16日

ストーリー

羽田空港に、日本に来ては暗躍する悪名高き麻薬王クレイグ・ベンデルが降り立った。松田麻薬係刑事始め当局は彼の麻薬輸入ルートを握ろうと心死に張ったが、クレイグと連絡した男は刑事が尾行する目前で射殺されたのである。岩瀬運輸の社長岩瀬は暗黒街のボスでクレイグから麻薬を買う売人の元締めだった。羽田で連絡員志村を射殺したのは幹部の横倉だった。その夜、東洋秘密探偵局と名のる新興ヤクザ一家の幹部佐川が岩瀬組の麻薬連絡員秋津と喧嘩を始めたことから、岩瀬組と東洋一家は鋭く対立した。当局の目が光り、取引きは困難になった。岩瀬は拳銃使いの用心棒長塚と秋津を取引きに使うことに決め二人を試した。鉄火場を開いて二人を用心棒に配した岩瀬は故意に警察と佐川一味に密告し、二人は乱闘の最中捕えられ留置された。岩瀬は二人の口の固さに満足してクレイグとの取引を任命したが、実は秋津はクレイグ追求のため潜入した若き麻薬Gメンだった。秋津の正体を疑ったのは元警官の身を時黒街におとした長塚だった。二日後、秋津は新しい麻薬の見本を受取るため連絡員の厚子に会った。厚子は長塚の情婦だった。秋津は岩瀬とクレイグとの取引が明日に迫ったことを取締官事務所に報告した。キャバレーの女給をしているが実は事務所に働く恋人の道子にも会った。取引を感づいた東洋一家は岩瀬組の薬剤士谷村の口を割らせて、クレイグを襲った。クレイグは証拠インメツのため部下に岩瀬組東洋一家の全員を殺せと司令した。麻薬の代りにダイナマイトを仕掛けたボールは厚子から秋津に渡された。張り込んだ刑事に捕えられた厚子はボールの中味を白状した。警官隊は取引場所の自動車解体工場へ急行した。工場では中味を知らぬ岩瀬一味と乗り込んだ東洋一家がボールをめぐって射ち合いを始めた。海外脱出を試みたクレイグ一味は逮捕され、時限爆弾の爆発時刻が五時であることを白状した。血迷ったギャング達の射ち合う中を長塚は手錠のまま突進、ボールをつかんで秋津に手渡した。危機一髪、秋津の手を離れたボールは火柱を立てて遠くの青空に爆発した。

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