3-4x10月
劇場公開日:1990年9月15日
解説
ふとしたことから巻き起こった草野球チームと暴力団との抗争を描く。脚本・監督は「その男、凶暴につき」の北野武。撮影は「cfガール」の柳島克己がそれぞれ担当。
1990年製作/96分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1990年9月15日
ストーリー
ガソリンスタンドに勤めている雅樹は、野球チーム“イーグルス”に所属している。試合が終わってガソリンスタンドに戻った雅樹は、暴力団大友組組員・金井の車の洗車を押し付けられるが、トロい雅樹はウロウロするばかり。逆上した金井に殴られた雅樹は、負けじと殴り返そうとするが軽くいなされてしまう。さらに金井は「骨が折れた!」と騒ぎ出し、ガソリンスタンドをゆするのだった。そんな時、元大友組組員のスナック“イーグル”のマスター・隆志は、雅樹とガソリンスタンドを救うために立ち上がる決心をするが、逆にやられてしまう。そして対立は、大友組とイーグルスの抗争に発展する。雅樹は拳銃を手に入れる為、イーグルスの仲間・和男と共に沖縄へ向かう。そこでふとしたことから出会った二人のチンピラヤクザ上原と玉城と行動を共にする雅樹らは、上原に金を渡して拳銃の入手を頼み込む。こうして拳銃を手に入れた雅樹と和男は東京に戻るが、隆志は行方不明。結局、和男と朗、それに雅樹の三人は、拳銃を片手に大友組の様子を探りに行くが、和男と朗がメタメタにやられてしまう。一人逃げ延びた雅樹は、ガソリンスタンドからタンクローリーを盗み、恋人・サヤカと共に大友組の事務所に突っ込んでいく。だが、それはすべて雅樹の夢だった。そして雅樹はまた下手な野球に励むのだった。