劇場公開日:1954年3月31日
解説
巨匠・溝口健二監督が、「安寿と厨子王丸」の童話でも知られる説経節の演目を基にした森鴎外の小説を映画化し、1954年・第15回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した名作。平安時代末期。越後を旅していた厨子王と安寿の兄妹は、人買いに騙され母親と離れ離れになってしまう。丹後の豪族・山椒大夫のもとへ奴隷として売られた2人は過酷な労働を強いられ、10年の月日が流れる。ある日、兄妹は思いがけず母親の消息を知り、安寿は自分を犠牲にして厨子王を逃亡させるが……。ラストの海のシーンはジャン=リュック・ゴダール監督が「気狂いピエロ」で引用したことでも知られる。
1954年製作/126分/日本
配給:大映
劇場公開日:1954年3月31日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第15回 ベネチア国際映画祭(1954年)
受賞
銀獅子賞 | 溝口健二 |
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