ザ・スパイダースの大騒動

劇場公開日:

解説

「青春ア・ゴーゴー」の伊奈洸がシナリオを執筆し、「愛は惜しみなく」の森永健次郎が監督した青春もの。撮影は「風車のある街」の松橋梅夫

1968年製作/86分/日本
原題または英題:Here Comes the Spiders
配給:日活
劇場公開日:1968年5月18日

ストーリー

昭知、正章、順、ひろし、充、克夫、孝之のスパイダースの面々、大歓迎を受けた大阪巡業の余韻もさめやらぬうちに、ファンの待ち構える次の演奏会場へ。その途中、スパイダースの車は、スポーツカーの美人ドライバーにみとれて三重追突。硬直状態のまま病院へ運ばれた。全員幸か不幸か異常なし。美人ドライバーだけが大事をとって入院することになった。美女の名は夕子。すっかり恋のトリコになってしまった正章と順は、先を争って見舞に精を出した。そして正章の日増しにつのる夕子への思慕は、ついに甘い夢にまで発展していった。ところが二人にはもう一人のライバルがいた。それは、加害者の脇田健次だった。つきっきりで看護する健次。夕子と健次の間にはいつしか愛が芽ばえていた。そうとは知らない正章は、毎日夕子との妄想にふけっていた。一方、リーダーの昭知はリサイタルを前にしても、練習に身を入れない正章に焼きもきしていた。正章を正常に戻すには、全員思案の結果、克夫の妙案逆療法でゆくことになった。正章は精神安定剤と騙されて馬の興奮剤を飲まされたからたまらない。馬のように荒々しくなり夕子の病院へ駈けつけた。困り果た昭知は、夕子に説得を頼み込んだ。それから数日、スパイダースのメンバーは、夕子から高原の別荘に招待された。白樺の林道で夕子と二人きりになった正章は天にも昇る気持だった。しかし、優しく健次との結婚を打合ける夕子の心情には勝てなかった。やがて、リサイタルの日がやってきた。そこには、傷心から立ち直り懸命に愛の唄を歌う正章の姿があった。

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