櫻の園(1990)

劇場公開日

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解説

毎年創立記念日にチェーホフの「櫻の園」を上演する女子高演劇部を舞台に、それに携わる少女たちの開演までの2時間の出来事を描く。吉田秋生原作の同名漫画の映画化で、脚本は「ノーライフキング」のじんのひろあきが執筆。監督は「猫のように」の中原俊。撮影は「君は僕をスキになる」の藤沢順一がそれぞれ担当。

1990年製作/96分/日本
配給:アルゴプロジェクト

ストーリー

郊外にある私立櫻華学園高校演劇部では毎春、創立記念日にチェーホフの舞台劇「櫻の園」を上演することが伝統となっていた。そんな開幕2時間前の早朝、小間使いのドゥニャーシャ役の部長・由布子がパーマをかけた髪でやって来た。普段はまじめな由布子の変化に演劇部員たちは驚くが、そんな時、若い従僕ヤーシャ役の紀子が他校の生徒とタバコを吸って補導されたというニュースが部員の間に駆けめぐる。それによって上演中止にまで発展しかけたが、顧問の里美先生のけんめいな説得によってなんとか丸く納まった。男役として人気の知世子は、今年は女主人ラネフスカヤを演じることになっていたが、初めての女役に自信を持てない知世子を、由布子は優しく励まし、そんな二人の間に友情をこえる感情が芽生えていた。そして、二人の姿を偶然物かげから見てしまう紀子も由布子に好意を持っていた。こうして開幕は近付いてきた。舞台裏での緊張感の中で紀子がふっと「志水さん、今日は誕生日でしょう?」と由布子に言う。やがて少女たちの間で小さな声で歌われるハッピーバースデーと共に、開幕のベルは鳴るのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第14回 日本アカデミー賞(1991年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 中原俊
脚本賞 じんのひろあき
新人俳優賞 中島ひろ子
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映画レビュー

5.0チェーホフ

kossyさん
2022年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 大勢の演劇部員が練習場をぐるりと囲んでアイスクリームを食べるシーンに代表されるように、一ヶ所で数人が会話する一方で、他の数人も会話するような同時進行劇。どこまでが演出で決められているのかわからなかったが、この舞台劇と映画劇の融合とでも言うべきダイナミクスに驚かされる。ストーリーはあってもなくてもいい程の些細なプロット。劇が始まるまでの2時間ちょっとの話なんですからね・・・

 劇が始まる直前には、実は女子生徒同士の三角関係も見え隠れするが、ここではつみきみほの大人びた繊細な演技がすがすがしい。ほんとにタバコを吸いたかったんだろうなぁ~と思わせる絶妙な演技にも注目だ。

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kossy

4.5櫻の園=女子校を連想... うまい。

2020年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

萌える

ネタバレ! クリックして本文を読む
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ピニョン

4.0令和の始まりにこそ相応しい映画だと思います

あき240さん
2019年11月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

見事な作劇の脚本で、開演前の2時間に少女達の青春を見事に切り出しています

毎年変わり泣く咲く櫻
毎年上演される櫻の園
しかし演じるのは毎年違う少女達なのです
それは終盤の定年間近の先生の終戦から間もない頃の青春とも変わらない姿なのです

時は流れ青春は短く櫻のようにすぐに散っていきます
しかし時は流れども若者達の青春は今年もあり、来年もくるのです

30年目の櫻は来春に咲くでしょう
彼女達は今47歳
きっと彼女達の娘が櫻の園を上演するのでしょう
青春は同じように繰り返されるようにみえて、その短い春に咲く花自身は唯一無二のものなのです
それこそが本作のテーマだと思います
令和の始まりにこそ相応しい映画だと思います

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あき240

4.0少女たち櫻華の如く

近大さん
2019年9月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

萌える

私立櫻華女学園。
毎年春の創立記念日に、演劇部によるチェーホフの『櫻の園』を上演する事が伝統となっている。
その開演2時間前。集う演劇部員たち。
が、各々の問題や出来事で、上演が危ぶまれ…。

原作は『海街diary』でも知られる吉田秋生の同名コミック。
原作では四季の移ろいと共に少女たちの心情が描かれているそうだが、本作では開演2時間前に脚色。原作設定も見てみたかったが、短い時間軸の中で多感な少女たちの心情が濃縮されている。
それをナチュラルに演じたオーディションで選ばれた少女たち。余す所無く活写した中原俊監督の演出。
1990年度のキネマ旬報ベストテン第1位他、多くの映画賞を受賞。
劇中の美しい映像と春の陽光、少女たちの輝きの如く、青春映画の名編。

今では少女たちの何気ない姿を綴る作品は珍しくはないが、当時は新鮮だったとか。
劇的な事件は何も起こらない。
が、少女たちにとって動揺を隠せない問題や出来事は起こる。
突然パーマをかけてきた真面目な部長。
自分の役に自信が持てない部員。
前日、煙草を吸って補導された部員。
果たして、上演は…?
彼女たちにとっては“事件”だ。

演劇部員たちの面々。
特別可愛い娘やアイドルのような娘も居ない。
良くも悪くも、“普通”の女の子たち。
それが親近感を感じる。
と同時に、彼女たちがどんどん魅力的に見えてくる。
宝塚の男役のような凛々しい娘も居れば、パーマをかけた部長もエレガントに。
彼女たちの魅力と、映画のマジック。

展開は淡々と。
でも、少女たちのやり取り、他愛ないお喋りなどが不思議となかなか飽きさせない。
泣き笑いも過剰ではなく抑えて描き、それがじわじわ身に染みる。
そして、少女たちの繊細で瑞々しい心の動き。
友情、憧れ、仄かな恋慕…。
ほんの一瞬の彼女たちの“今”。
心地よく、ずっと見ていたいと思うほど。

満開の櫻の花。
彼女たちも、満開。

見ていたら、生身もいいが、クオリティーの高いアニメーションでも見てみたいと思った。
その時は是非とも、山田尚子監督で。
名社、京都アニメーションで!

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近大
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