ザ・ガードマン 東京用心棒

劇場公開日:

解説

「無宿者仁義」の長谷川公之がオリジナル・シナリオを執筆、「座頭市二段斬り」の井上昭が監督したアクションもの。撮影は「女めくら物語」の渡辺公夫。

1965年製作/85分/日本
原題または英題:Tokyo Bodyguard
配給:大映
劇場公開日:1965年12月11日

ストーリー

香港の太白貿易公司から派遣されて、東京の中央商事との間に二十億円の取引をすることとなった貿易商ネルソンは、中央商事安川専務、大石部長の計いで東京パトロール社のボディーガードに護られて日本に着いた。だが高倉主任、清水警備員の必死の護衛もかいなく、ネルソンは、不気味な何者かの手によって拉致された。ガードマン清水らは直ちにネルソンの宿泊所ホテルトウキョウを見張り、挙動不審のコールガール、ユキ子をおさえた。ネルソンの部屋のソファの破れ目からゴルフボールをみつけた清水は、それがダイヤをつめたボールであることに気づき、愕然とした。ネルソンは、中央商事の取り引きに、密貿易をからませた二股をかけた仕事をしていたのだ。一方高倉キャプテンは、香港から護衛中、同じ機内でネルソンの横に坐っていた“白い檻”のマダム宗方奈々江と、踊り子みどりの身辺を洗っていた。“白い檻”が密輸組織の巣窟と直感した高倉は、奈々江の兄啓介を尾行したが、啓介は白昼ボスの命令で狙撃の名手ジョージのライフルに倒れた。奈々江に事の次第を報告した高倉は、奈々江の肉親愛を利用して、捜査に協力を頼み、高倉は奈々江を警備車に乗せたが、隠れていたジョージに痛打され、密輸組織にとらわれの身となった。その間事件はネルソンの突然の変死で、警察の手に渡った。一方清水、松井、小森らガードマンは、高倉の行方を捜して行動を開始した。発信機を仕込み例のダイヤを入れたシガレットケースを持った清水は、ジョージに宝石の取引を申しこみ、うまく車に同乗した。レーダー車が尾行を続けたが、ジョージは清水から宝石を盗ると、岩影のモーターボートで海へ逃げた。一方高倉と奈々江は、ヨットに監禁されていた。高倉はそこで密輸組織のボスが大石部長であったことに呆然とした。大石は中央商事でうだつのあがらぬ身を感じ、密輸に手を出したのだった。ガードマン、警部らを乗せたヘリコプターが高倉救援のため空にあがった。ジョージとみどりがとりもどしたダイヤを前に、ほくそえむ大石。その間に、高倉は奈々江を連れてモーターボートで脱出した。ヘリコプターで見つけた清水らに助けられた高倉らは、警備艇に捕まる大石のヨットを、上空から見守っていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く

他のユーザーは「ザ・ガードマン 東京用心棒」以外にこんな作品をCheck-inしています。