剣難女難 女心転心の巻

劇場公開日:

解説

「十六文からす堂 千人悲願」と同じく、高村將嗣の製作による新東宝と宝プロとの提携作品。市川英治の原作から、「十六文からす堂 千人悲願」の木下籐吉が脚色、加藤泰の監督で、「神変美女峠」の藤井春美が撮影に当っている。出演者は「十六文からす堂 千人悲願」の黒川弥太郎、市川春代、春日あけみ、澤村國太郎などのほかに徳川夢声、阿部九洲男、川喜多小六などである。

1951年製作/76分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1951年11月16日

ストーリー

対立する宮津藩と福知山藩の剣道試合に、福知山の春日重藏は宮津藩の客分鐘卷自齋に負け不具にされた上、主家を暇になった。重藏の弟新九郎は性来の柔弱者で、恋人千浪に横恋慕する宮津藩の大月玄蕃に剣をもって追われ賭剣術師の投げ槍小六に助けられるが、その情婦お延に想われたことから、こんどは小六に斬られる。しかし幸い町奴に救われ、一命をとりとめたことから心機一変、江戸の小野次郎左衛門の門下となって剣道をはげむが、道場へおとずれた鐘卷自齋に無鉄砲な仕合を申込んで負け破門される。再び自棄になった新九郎は、将軍家綱の愛妾お通の方の姉、光子の方と情を通じ酒色と賭博とに身をもちくずして行くのだった。

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