義務と演技

劇場公開日:

解説

2組の夫婦のセックスの機微を描いた艶笑ドラマ。監督は「国会へ行こう!」の一倉治雄。96年10月から、浅野ゆう子・佐野史郎・黒木瞳・大浦龍宇一のキャストで、TBSでドラマ化もされた、脚本家・内館牧子による同名ベストセラー小説が原作で、脚本は「忠臣蔵 四十七人の刺客」の竹山洋。撮影を「あぶない刑事リターンズ」の仙元誠三が担当している。主演は「新 居酒屋ゆうれい」の舘ひろしと、「ゲレンデがとけるほど恋したい。」の清水美砂。

1997年製作/108分/日本
配給:東映
劇場公開日:1997年2月15日

ストーリー

結婚7年目を迎える大倉謙次と妻のみさきは、表向きには円満な家庭を築いているように見えながら、その実セックスレスに悩んでいた。いざとなると逃げてしまう謙次に不安を感じながらも、みさきは「抱いて」の一言が言い出せない。一方、謙次の勤める東洋電器宣伝部に出入りしている照明デザイナーの武田祥子は、夫・芳彦の過剰な愛情に少々うんざりしていた。妻を喜ばせようという義務感からのセックスを求める夫に対して、彼女は演技で応えている。ある日、颯爽とした仕事ぶりの祥子に魅力を感じた謙次が、祥子がしていたのと同じ香水をみさきにプレゼントした。謙次は祥子を思い浮かべながら妻を求め、みさきは大喜びでそれに応える。しかし、娘の亜矢子と連れだって夫が担当したビルのイルミネーションを見学しに行ったみさきは、そこで偶然祥子と出くわし、彼女が自分と同じ香水をしていることに気づいた。以来、謙次とみさきの間は一層ぎくしゃくし、謙次はついに祥子と体を重ねてしまう。夫への猜疑心がつのるみさきは芳彦に会い、謙次と祥子を別れさせようとしむけた。みさきの言葉を信じようとしない芳彦も、セックスの後に平然と仕事に没頭する祥子の姿を見て愕然とし、妻の浮気を確信する。芳彦はみさきに自分たちも浮気をしようと提案。拒否するみさきに、芳彦は自分の前で裸になるだけでいいと、彼女をホテルの一室で裸にさせる。その頃、祥子に別れを切り出そうとした謙次が、反対に祥子から別れを告げられていた。祥子は芳彦に全てを話し、もう一度やり直そうとするが、芳彦は彼女に離婚話を切り出す。クリスマスの夜、謙次とみさきは関係を取り戻し、幸せに抱き合っていた。

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