学校III

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解説

東京の下町にある職業訓練校に通い始めたひとりの中年女性を中心に、人生の再出発をかけてそこに集った人々の心の触れ合いを描いたヒューマン・ドラマ。監督は「虹をつかむ男南国奮斗篇」の山田洋次。脚本は、山田監督自身による原作と鶴島緋沙子の『トミーの夕陽』を基に、「釣りバカ日誌10」の朝間義隆と山田監督が共同執筆。撮影を「てなもんや商社」の長沼六男が担当している。主演は「GONIN2」の大竹しのぶと「あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE」の小林稔侍。日本テレビ放送網開局45年記念作品。キネマ旬報日本映画ベスト6位。

あらすじ

10年程前に夫を過労死で亡くして以来、小島紗和子は自閉症の息子・トミーとふたり暮らしをしている。ところがある日突然、彼女はそれまで勤めていた事務所を不況の影響で解雇されてしまう。一方、大手証券会社の部長だった高野周吉も会社からのリストラ勧告に憤慨し、自ら辞職。半年後、ふたりはある教室で机を並べていた。そこは、リストラされたサラリーマンや倒産した町工場の社長、経営に失敗した喫茶店のマスターなど、様々な人が人生の再出発をかけて、ボイラー技師の資格を取る為に集まった都立の職業訓練校であった。共に学んでいくうち、次第に仲間意識が芽生え始める紗和子たち。しかし、高野だけは周りに馴染めずにいた。彼には、大手の会社で何人もの部下を使ってきた誇りがあり、また失業による家族との別居という問題があったのだ。だがある日、高野は教科書を忘れて帰った紗和子のために、家までそれを届けてくれ、彼の意外な優しさを知る紗和子。それから彼女は、遅刻の多い高野にモーニングコールをかけたり、夏休みには友人たちと一緒に海水浴へ誘ったりと、彼と親しくなっていく。ある日、トミーが交通事故に遭い入院する。看病と学業の両立の難しさから退校を考える紗和子だが、高野は励まし、力になる。やがてトミーも退院し、いよいよ試験の日がやってくる。結果は全員合格だった。卒業式の日、紗和子は高野とふたりきりでお祝いをしようとするが、高野は式に現れなかった。高野の妻が事業の失敗から自殺を図って、入院していたのだ。彼にほのかな想いを抱いていた紗和子は、それを自分の胸にそっと封じ込める。月日はめぐり、ビルの管理会社に就職した紗和子は、充実した日々を送っていた。しかしある日、乳がんを発症してしまう。手術に臨む彼女を、かつてのクラスメイトが見舞いに来る。そこには高野の姿もあった。彼の励ましに勇気づけられた紗和子は、手術室へ入っていくのだった。

1998年製作/133分/日本
配給:松竹

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第22回 日本アカデミー賞(1999年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 山田洋次
脚本賞 山田洋次 朝間義隆
主演女優賞 大竹しのぶ
助演女優賞 余貴美子
新人俳優賞 黒田勇樹
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映画レビュー

4.0職業訓練校行ったことあります

kossyさん
2019年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 夜間中学、養護学級、職業訓練校と、普通では映画で取り上げないテーマを真摯に取り組んでるな~と感心する。それに紗和子(大竹)の息子・トミー(黒田)は自閉症。しかも夕刊配達をしているため問題も多い。

 ボイラー2級の試験や再就職を目指す様子がメインかと思ってたけど、中年の恋愛のほうがメインになってしまった感じ。不況の中での労働問題と障害児を持つ親の苦悩という2本柱の上に恋愛があるんだから、2時間の枠では描ききれないことも多いのだろう。途中、「いつになったら安心できる老後をおくれるのか」といった労働者の心を代弁する大竹しのぶのナレーションがあるのですが、ここが訴えたいテーマなんだろうけど、試験や就職が簡単に決まり過ぎることも残念といえば残念。

 とにかく不幸の連続の主人公紗和子。生まれた子供が自閉症、10年前に夫を亡くし、小さい職場も解雇。そして最後には乳がん宣告である。学校というテーマからは若干逸脱しているものの、別の意味での感動作だった。

 小林稔侍の演技は下手だといつも思ってたけど、こういう役は似合ってるなぁ~なぁんちゃって。オカマのケーシー高峰も印象的だった。

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kossy

3.0大竹のお腹がチラリ

2016年8月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

小林稔侍と大竹しのぶの熟年コンビと今じゃキワモノになった黒田勇樹が障害のある息子を演じている。
職業訓練の学校だから学校の括りにいれたんだろうけど、やや中途半端な大人のドラマになってしまった。

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うにたん♪
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