浮雲

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

名匠・成瀬巳喜男が林芙美子の同名小説を映画化し、日本映画を代表する1作として語り継がれる名作メロドラマ。戦後の荒廃した日本を舞台に、腐れ縁の男女の愛の顛末を描く。戦時下の昭和18年。タイピストとしてインドシナへ渡った幸田ゆき子は、技師の富岡兼吾と出会う。富岡には日本に残してきた妻がいたが、2人は恋に落ちる。終戦後、富岡はゆき子に妻との離婚を約束して日本へ戻る。しかし遅れて帰国したゆき子が東京の富岡の家を訪ねると、富岡はいまだに妻と暮らしていた。そんな富岡に失望したゆき子は別れを決意するが、結局離れることはできず、2人は不倫の関係をずるずると続けていく。ヒロイン・ゆき子を高峰秀子、相手役の富岡を森雅之がそれぞれ好演。

1955年製作/124分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1955年1月15日

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映画評論

映画レビュー

3.5願いかなって

2024年9月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

4.5時代と男の犠牲になった薄幸女性の生きた証

2024年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

泣ける

悲しい

難しい

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Gustav

1.0全くハマらず。

2024年3月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

えっ、名作と言われてるらしいので観たけど、マジですか?
わたしには良さが全くわからず…。

富岡がなんかする度に、「なんだこいつ。」と口走ってしまった。終始イライラ。
事あるごとに、すぐに死ぬ死ぬとか言う2人にもイライラ。どうぞどうぞ、って感じ。

ダメンズに捕まった女の一生、としか思えなかった。
くっついたり離れたりしてるウダウダがまたやたら長く感じる。

時代的に顔にも流行り廃れがあるんだと思うけど、富岡の見た目もなんか好きになれず。それが大きいのかな。最後の方でリンゴ食べてる時にクチャラーだったのもほんとにヤだった。

当時では、言い方古いけどトレンディドラマ的な扱いだったのかなぁ。とか思った。
濡れ場が無いのに、やたら想像させようとする感じだけ出してたなぁ。

昔の千駄ヶ谷駅とか見られたのは面白かった。
あと、こんな昔から屋久島の事を月に35日雨って揶揄してたんだーって思った。

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きゃな

3.0悲惨な最後だよなあ

2024年3月24日
iPhoneアプリから投稿

高岡もゆき子も、シナリオで読んだ印象と異なる部分があった。高岡は想定よりも腹の立つ言い方でゆき子を言いくるめ、口をすぼめた言い訳のような物言いが多かった。
 二人の関係も、シナリオではもっと緊張感が走っているという印象があった。映画では、二人で居る時は、ある種の安定感みたいなものがあり、むしろゆき子が独りでいる、または、高岡を巡る人物たちと対峙している時の方が、より高い緊張感があり、恐ろしかった。ゆき子は、おせいや邦子の前で冷徹な表情を見せる一方、高岡の前では感情的で、既に考え尽くして疲れ切っているようにも見える。高岡の前であえて「悲劇の女」を演じているようにも見えるのだ。
 このゆき子の性質から高岡の困惑が伝わってきて、割と二人の関係がフェアなようにも思えてしまう。(無論、中絶についてはゆき子が完全に不利であるが)
 また、伊庭の宗教の様子は、動きが加わることで想像以上に、面白く映っていた。ゆき子高岡の悲惨な状況との対比で、物語に抑揚がつけられていた。

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JYARI