安藤組外伝 掟
劇場公開日:2000年5月7日
解説
昔気質のヤクザが、全てを捨てて殺された組長の仇を取ろうとする姿を描いた極道映画。監督は「九ノ一金融道」の梶間俊一。安藤昇による原案を基に、「極道血風録 無頼の紋章」の武知鎮典が脚本を執筆。撮影を「新 男樹」の林淳一郎が担当している。主演は「きみのためにできること」の岩城滉一。スーパー16ミリからのブローアップ。
2000年製作/97分/日本
配給:TPO
劇場公開日:2000年5月7日
ストーリー
昭和58年秋。植松組の血気盛んな若衆・竜崎は、対立する佐久間組の組長である佐久間慶造のタマを取り、服役した。後に、この事件は東日本最大の権力を保持する大道寺会長の仲裁で手打ちになるが、佐久間組二代目組長・長坂は植松組組長・植松弘造を暗殺してしまう。平成11年秋。事件以来、勢力を拡大し続ける佐久間組は、かつて竜崎と兄弟分だった島本の組をも傘下に収める大組織になっていた。そして、一方の植松組は弘造の実子・康弘がその跡を継いでいたが、佐久間組に押され昔の面影はなかった。そんな中、16年の刑を終えた竜崎が出所した。しかし、昔気質の彼に娑婆の空気を懐かしむ暇などなかった。彼は、彼の帰りを待ち続ける妻の友恵と娘の奈津美に会おうとせず、舎弟の谷村と再び佐久間組に闘いを挑んでいった。谷村のダチと言う警察庁警備局、通称・裏公安の田中から情報を入手して、次々に佐久間組幹部を血祭りに上げる竜崎。そして、彼は遂に長坂を射殺することに成功する。こうして、見事に組長の仇を取った竜崎。そんな彼の男気に惚れた田中は、立場を忘れ彼を警察の手から逃がそうとするが、その時警察の狙撃手が竜崎を狙っていた……。