愛・旅立ち

劇場公開日

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解説

死に瀕した少女と生に絶望した青年の短い愛情を描く。人気アイドルの近藤真彦と中森明菜の初共演作品。脚本は「零戦燃ゆ」の笠原和夫と舛田利雄の共同。監督も同作の舛田利雄。撮影はこれがデビュー作の山田健一がそれぞれ担当。

1985年製作/127分/日本
配給:東宝

ストーリー

深夜の高速道路で二台のスポーツ・カーと大型トラックが激しいカー・チェイスを 展開していた。突然、大型トラックが牙をむき、二台のスポーツ・カーははね飛ばされ、運転席から五代誠と親友の北野武志ははじき出される。誠は奇跡的に命をとりとめるが、武志は即死だった。救急車で運ばれた病院で誠は、不治の病に冒された薄倖の少女・小泉ユキを見かけ、一目で心を奪われる。ユキは天涯孤独で生まれつき心臓が弱く、短命な運命におびえていた。ユキの唯一の友達は「怪談」の耳無し芳一だった。彼のことを考えるとなぜか心がなごんだ。ある日、その芳一がユキの前に姿を現わし、一日だけ元気な青春の時間を与えてくれるという。ユキは真実の愛を求めて、さまざまな場所をさまよう。一方無二の親友を失い、生きる目的をなくした誠は、一人むなしくビルの屋上に立っていた。それを見たユキは懸命に屋上に登り誠を説得した。こうして神のみが知る運命の糸に引き寄せられて、誠とユキは出逢った。初めて言葉を交わした二人は、そのときからすでに定められたように恋におちた。誠とユキはバイクを駆い、タ陽を追って海に来た。二人は生ある間はどんなことがあっても離れまいと誓い合った。だがその誓いもむなしく誠がガソリンを探しにいっている間にユキが倒れ、病院に運び込まれてしまう。医師たちの必死の手術にもかかわらず、心臓は停止してしまう。何もかも信じられなくなった誠はユキの遺体をかつぎ出し、口移しで人工呼吸をすると突然大地震が起こり、ユキは蘇った。それから半年後、ユキは南の島の療養所でお年寄りや子供たちの面倒をみながら、誠がやってくる日を待ちこがれていた。そして今日は、東京で二人が生活できる環境を作り終えた誠が到着する日なのだ。汽笛が鳴り、約束通り誠は島に来た。しっかりと抱き合う二人。しかし、その幸福も束の間、ユキは永遠の眠りについた。

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映画レビュー

2.0カルトなアイドル映画

2020年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

交通事故で生き残った少年(近藤真彦)と、難病で死を待つだけという不幸な少女(中森明菜)が出会う話。
役割がよくわからない丹波哲郎が登場することから、これはひょっとして死後の世界かも。

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いやよセブン

0.5トップアイドルの大霊界 純愛映画と思ったらおどろいた!!

近大さん
2019年11月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

寝られる

萌える

当時のトップアイドル、近藤真彦と中森明菜共演の1985年の作品。
不治の病に侵された美少女と、彼女を愛す青年の純愛ストーリー。
…と、一見平凡なアイドル映画のようだが、これ、なかなかお目にかかれないくらいのトンデモな珍作!

いきなり開幕、大宇宙と神への存在の問いで始まる。
え? これ、ラブストーリーじゃないの?
何かの宗教映画なの?

死の恐怖に怯える薄幸のヒロイン。
事故で親友を失い、生きる気力を失った青年。
一応ベタな展開で進んでいくも、その都度その都度、死や生を押し付けがましく訴える。
SFXを駆使して、人魂?みたいなのが画面をビュンビュン飛ぶ。
さらにはヒロインの前に現れたのは、子供の姿で口も動かさずに大人の声で喋る耳なし芳一!
チープなSFXで半透明の芳一がヒロインと共に街を散歩したり、動物にびっくりしてドタバタしたり、果たして私は一体何を見ているんでしょう…?

やっと二人が出会う。
美形なだけあって、綺麗な画にはなる。
アイドル映画らしく、砂浜で二人のデュエットも。
が、相手の名前を叫び連呼すれば感動の純愛というお粗末な演技…。
次第にヒロインの病状が悪化していき、そして遂に命が尽きる…。
お決まりのように泣き叫んでの一生懸命の悲しみの演技。
ジャンル分け不明から、ド定番の難病ラブストーリーに。
…と思ったら、とんでもない事が起きた!

突然の首都圏を襲った大地震。
ヒロインを蘇生させようと、マウスツーマウスを行う青年。
そしたらお察しの通り、呆然唖然仰天しないで下され皆々様、生き返ったんですよ!
担当医のくせに地震やマウスツーマウスが良かったとかありえねーご託並べるが、奇跡の原因は分かっている。
愛ですよ、愛!
愛の力は時空も人の生死も何もかも乗り越える!
愛、万歳!

結ばれ、夢のような幸せの日々も束の間。
再びヒロインの命を尽きようとしている。
きっと、この日々は、神様が二人の為にくれたに違いない。
感動の純愛、そして壮大なフィナーレへ…!

…と、まあ、凄い。
どのターゲット層に、何時の方向向いて作られたのか分からない。
主演二人の純愛ストーリー目的で観に行った若者たちは、常人の理解を超えたトンデモ展開に詐欺や激怒を超えて衝撃と度肝を抜かれただろう。

よくこんなのが映画として企画が通ったもんだ。
これもアイドル・パワーか、それほど当時の日本映画界は企画に飢えていたのか。
何にしても、日本映画界の珍秘宝!

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近大
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