自虐の詩
劇場公開日:2007年10月27日
解説
無職で大酒飲みで乱暴者の夫イサオと、大阪の下町で貧乏生活を送る幸恵。気に入らないことがあれば、すぐにちゃぶ台をひっくり返し、肝心なことは何も話さず、いつもだんまりなイサオだが、それでも彼と一緒なら幸恵は幸せだったが……。業田良家の人気4コマ漫画「自虐の詩」を、「トリック」の堤幸彦が映画化。「嫌われ松子の一生」の中谷美紀が再び薄幸のヒロインを演じ、パンチパーマの乱暴夫イサオを阿部寛が演じる。
2007年製作/115分/日本
配給:松竹
スタッフ・キャスト
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ちょっとストーリーがイマイチだったと思う。
ちゃぶ台をひっくり返す、女房だけに働かせてパチンコ三昧。そんな男なのに、なぜこの女房と出会った時はあれほど彼女をすきになったのか、どうして足を洗って迎えに行くような男があそこまで堕落したのか、全くわからない。
最後はハッピーエンドだけれど、感動するほど感情移入できなかった。
でも、中谷美紀演技、薄倖で健気で尽くす女はとても可愛いかった。
wowowで見ました。
熊本さんとのエピソードは良かったし泣けました。
が、前半で繰り返される、ちゃぶ台を何度もひっくり返すシーン、笑えないし、見てて辛かったです。見るのやめようかと思いました。
時代でしょうか。もう、ああいうのは見たくないです。
役者さんたちは良かったとは思うので、星2.5にしてみました。
2022年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館
ちゃぶ台返しと幸江さんのホクロが印象的な4コマ漫画の映画化作品。単行本こそ持っていないけど、週刊誌に掲載されていれば必ず読んで(見て)しまった4コマ漫画なのです。なぜなら、台詞が少ないから・・・。と、その程度の知識しかなかったので、まさかここまで壮絶な過去ストーリーがあるとは思ってもみませんでしたし、ここまで泣かされる映画に仕上がってるとは。当たり外れの差が激しい堤幸彦監督にしてやられました。
幼い頃、母親に捨てられたという辛い過去のある森田幸江(中谷美紀)。貧乏暮らしで不幸の真っ只中なのに、追い打ちをかけるように父親が銀行強盗犯人として捕まった。そんな過去の物語から始まり、元ヤクザで毎日だらしない生活を続ける内縁の夫イサオ(阿部寛)との生活がメインとなる。幸江がどんなに喜ばせようとしても、ちょっとしたことでイサオがちゃぶ台を返して笑いを誘う・・・完全なコメディだと笑っていたらガツンと涙腺を殴られてしまう仕掛けになっていました。
日常茶飯事のちゃぶ台返しもそうだし、あさひ食堂でこつこつ働いた金をイサオに取られてしまうし、暴力沙汰等で警察署へ赴くこともしばしば。こんなダメ亭主でもいいところがある!その理由を知りたくて、幸江の言動に注目してしまうのです。想像以上の純愛。さらに過去へ遡って中学時代の熊本さんとの友情。どんな結末を用意してるんだ?とスクリーンに釘付けとなり、いつのまにか泣いてしまってる・・・すすり泣く声、特に男性客が涙腺をやられてしまったようです。
不幸を演じさせたら右に出るものはないほどの中谷美紀や、寡黙でケンカ早い阿部寛はもちろん良かったし、中学時代の熊本さん(丸岡知恵)は特に印象的・・・『キクとイサム』(1959)を思い出すほど。そして、垂直落下式ブレーンバスターを喰らったように宍戸江利花に泣かされた・・・ちょっと悔しい。
控えめだけど効果的なCGも上手かったし、ホクロがまるで遺伝してるかのように描かれているのもホノボノ感を出していたけど、最もインパクトのあったメイク・・・幸江の首の傷跡。思い出すだけで泣けてくる・・・
【2007年10月映画館にて】
2022年4月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
配役が漫画と違和感があると思ったが、最後は違和感は無くなった。