めがね

劇場公開日:

解説・あらすじ

人生の小休止に、南の海辺の町を訪れたタエコは、不思議な一軒宿ハマダに宿泊する。しかし、観光する場所も何もない小さな浜辺の町で、マイペースすぎる住人たちに振り回されるタエコは、耐えかねてハマダを出て行くが……。フィンランドの日本食堂を舞台に、スローライフな日常を描いて話題となった「かもめ食堂」の監督・荻上直子、主演・小林聡美が、今度は南の海辺を舞台に人生を見つめなおす人々をゆるやかに描く。

2007年製作/106分/日本
配給:日活
劇場公開日:2007年9月22日

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映画レビュー

3.5歯車のイチピースにならない人の集まる場所

2025年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

普通っぽいけれど、みんな少し変・・・
南の島のペンション「ハマダ」
与論空港に大きなキャリーケースを抱えて
降り立ったタエコ(小林聡美)は、一言で言えば、無愛想。
なにか訳あり、・・・そうだ。
朝、サクラ(もたいまさこ)に、定時に起こされるのも、
皆(3人か4人)で、朝食を摂るのも、不満。
およそ可愛げがない。
まあ、そもそも客なんだから、
愛想を振りまく必要は、全くない、のだ。
「ハマダ」のオーナーのユージ(光石研)は
サクラのかき氷を食べて救われて、島に民宿「ハマダ」を
開いたそうだ。
と、いうことは、サクラはユージよりずうっと前から、
島に来ていたことになるね。
それで今は客を兼ねて「ハマダ」の従業員であるらしい。

詮索するのはやめよう。
常連のハルナ(市川実日子)が島の高校の生物教師で、
ほとんど毎日、遅刻してるのも、
かき氷を食べて、サボっているのも、
好きにさせておけば良い。
私には何の関係もない。
タエコが、嫌いなかき氷を遂に食べたり、
凄い美味そうな貰い物のロブスターが、
超美味そうでも、私のお腹に入るわけでないし、
「地球がなくなればいいと、思ってました」
と言う、タエコの悩みがなんであろうと、
世論等のビーチの海水のグラデイエーションが幾ら美しくても、
私に恩恵はない。
たぶん与論島に津波は来ないだろう。
地震も津波も、来るところには来るが、
来ない所には来ない。

ひととき、
親の介護も、
子供の引きこもりも、
治らないと言われた難病も、
産めないと宣告されたことも、
人と上手く付き合えないことも、
職場の上司に吐き気がすることも、
全て棚上げにして、
「ハマダ」にいるときは、
自由を満喫しよう。

そんな映画かしら?

荻上直子監督の「かもめ食堂」は奇跡の名作。
「波紋」は驚かされたけれど、
「まる」よりはずっと好き。「川っぺりムコリッタ」も
良かった。

もたいまさこさんが事実上引退と、書いてありました。
この映画では小林聡美より、
「メルシー体操」をするもたいまさこさんの
含み笑いに、魅了されました。
好き!!
すごく寂しい。

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琥珀糖

4.0ウクレレじゃなくてマンドリン

2025年2月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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ぷにゃぷにゃ

3.0梅干しを食べましょう

2024年12月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

3.5タエコの浪漫飛行

2024年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

元米米CLUBのフラッシュ金子こと金子隆博さんが音楽担当で、大貫妙子さんが主人公のタエコ(小林聡美)と同じ名前。主題歌「めがね」(大貫妙子)は映画をそのまま歌っているかのようだ。
歌が上手くて声が良い薬師丸ひろ子さんが、ほんの少しだけ出演している。
サクラ(もたいまさこ)が最後、赤いマフラーをして歩いてくる姿が素敵。

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どん・Giovanni