めがねのレビュー・感想・評価
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春の海 ひねもす のたりのたりかな
僕は一点をぼーっと見つめて
「たそがれる」のが得意だ。
だから【ハマダ】に宿泊して
おいしいごはんをみんなで食べた後は
メルシー体操をさくらさんと踊って
そのまま海に残り、眺め、黄昏たいと思う。
春の海 ひねもす のたりのたりかな
(春の海は一日中うとうとするなあ)
喉が渇いたら、さくらさんのかき氷。
僕は詩でも書いて渡そうかな。
ゆうじさんに言われてみたい。
「才能ありますよ、ここにいる才能」
ハマダに吹き抜ける春風。
とれたての野菜、蒸したばかりのぷりぷり海老。
夜はビールを飲みながらのんびりBBQ。
この海の街の暮らしを書けば書くほど
現実はどうしてもこんなにも
あくせくしてるんかなあ…、って。
「いくら真面目にやっても休憩は必要です」
ハマダには行けなくても、休憩はしよう。
色々と詰め込んだトランクをそのへんにほっぽって。
たそがれの九十九●浜 M●KE
僕もかき氷は苦手。
何で甘いものをかけなければならないか?
イデオロギー的には、アンチ社会主義って思う。そう思われたくなくば、マリンパレスは余計なサイドストーリーだと感じた。
コミュニストに対する対義語ではないが、差別的な意味を
淘汰させたボヘミアンだと思う。かなり、偏見のあるプロパガンダ映画に見える。シュールなつげ義春先生の話のようだが。
いずれにしても、郷に入れば郷に従えだね。
追記
沖縄っぽい場所で、サ●ポロビールはどうかなぁ?
追追記
かき氷が一番似合わない場所でかき氷を食する。しかも、かき氷と言うよりも冷たい砂糖水って所だろう。
製氷する時、電力が必要ですからね。そんな南の島に製氷屋なんかあるわけ無いじゃないですか。演出家は千葉県人のようだから、『たそがれの九十九●浜』って事だね。
繋がりました。『たそがれ●九十九里浜』 MIK●ですよ。猫で整いました。
多分、ドイツ語の詩だと思うが、字幕つけてくれって付け加える。
観てるとお腹が減る
二度寝に入るときみたいな
まったりとゆるい感じが全編に流れる。
時折プチ吹くところもある。
ユルメ度かなり高し。
嫌いじゃないが寝そう。
でもがんばれ!だの
明るく明るく!だの
発破掛けられ続ける日が続いたりすると
この映画の空気はとても心地よいのだ。
それに映画に登場するご飯のなんともおいしそうなこと。
BBQと対極にありながら(BBQみたいにやる気にあふれてない!)
風に吹かれながら飲むビールの
うまさを想像してしまって
腹がへってくる映画でした。
荻上監督作品初心者の率直な気持ち
『波紋』で初めて出会いWOWOWでちょうどタイミングよく『川っぺりムコリッタ』で「ふむふむ」感心してこれまでノーマークだったこと後悔しながらずいぶん前に録ってあったDVDを探し鑑賞!
荻上監督じゃないと撮れない映画、空気感だと思います。まだ3本観ただけの初心者ですが、本当に他の作品も観てみたいと心から思います。
いいですね、『川っぺり〜』でも感じましたが、お腹が本当に空いてくる食事のシーン、フードコーディネーター飯島奈美さんの力量にも脱帽です。
階段を転がり落ちて尾美としのりさんと入れ替わった頃からとてもいい女優さんだと思っていた小林聡美さん、この雰囲気はこの人だよな〜のもたいまさこさん、お二人に荻上監督が重なって素敵な作品になりました。
『波紋』でのダメダメオヤジとは違って心優しい宿主の光石研さんも素晴らしい役どころ、もたいさんと共に冤罪を晴らすべく頑張った加瀬亮さんも主人公を『センセイ』と呼び「果たしてどんな関係なの?!」と思いますが、そんなことはどうでもよく感じる不思議な感覚の映画です。(市川実日子さんも不思議な立ち位置でしたが)
名作『かもめ食堂』や『彼らが本気で編むときは、』がまだ残っていると思うとワクワクが止まりません!
やっぱりコレが好き
むかーし、好きで、
でもすっかり話は忘れてて、
体調があまりすぐれないときに見たら
やっぱり、好きだった。
以前は黄昏れるのが得意だったけど
スマホを持ち出してから、
苦手になったことを思い出させてくれた。
小休憩が必要なんだ。
やっぱり好きだな。
何がいいじゃなく、何かいいなと思う作品
心の中に染み通るような、暖かさが残った。
次の日になってより暖かさが感じられる作品は珍しいと思う。
スローライフが流行って久しいけれど、そういう言葉でまとめてしまいたくないような、ゆっくりとマイペースに物語は進んでいった。
自分ならかき氷のお代を何で払おうかなぁと考えて楽しくなってしまった。
こんな生活、1ヶ月くらいしてみたいと思う。
毎日出されるお食事の暖かさ、こんなに食べるシーンの多い映画も珍しいかもしれない。
メルシー体操、覚えたい。
癒されて眠くなる
不思議な作品
小林聡美が海のキレイな島にのんびり過ごすために訪れたがそこは不思議な島だった
初めは普通の宿と違い慣れるまで大変だったが慣れてくるととても居心地がよかった
途中のんびりした雰囲気に寝てしまったが物語としてはあまり変わりはなかった
もたいまさこのかき氷🍧が終わっていたけど
周りがキレイな海で囲まれているのでそれだけでも癒される。出演されている俳優さんも皆さん癒し系なので。癒されたい方はオススメです
テーマは違和感?
荻上直子ワールドだからいつもの仲間内での虚構なのは致し方ないが美しい自然はおまけで、まるで変人たちの舞台劇、犬や猫、山羊など動物をただ添えるのはアクセサリーの感覚なのでしょう。「かもめ食堂」も癖の強い人物ばかりだったが何となく理解はできたのだが本作は作り物感が拭えない、あえて違和感に臨んだようです。
只管のんびり感をだそうと不自然な演出が興を削ぐ、過干渉かと思ったらほったらかし、もたいさんの風貌でホラーモドキの芝居をさせているが、笑えない。
私事だが舞台となる与論島は何度か訪れた、サンゴ礁に囲まれた美しい白砂とエメラルド・グリーンの穏やかな海、夜ともなれば空には満天の星、あれほどの流れ星を間近に観たのも初めてだった。サンゴでできた島なのでハブもいない。近年は観光がメインだがサトウキビと漁業が主な産業、若者の多くは本土に働きに出ているそうだ。島の人も純朴で優しい、若い頃は民宿にも泊まったが主の漁師さんが時々船に乗せてくれた、潜れば眩いばかりの熱帯魚やハリセンボンの愛嬌ある顔に癒された、採れたてのシャコ貝をごちそうになった、醤油はくらげにさされたときにも効くと言っていた。いわゆる観光地とはかけ離れたもてなしに胸をうたれたものです。
人は様々だが与論島は黄昏たくて行く所ではないでしょう。感性の違いなので良し悪しは言えませんがあの美しい島に作り物感の強い人物を持ち込んで何を描きたかったのでしょう。
こういう映画って必要ですよね
とにかく、
「やりたくないことはやらない」
大人たちの映画。
もう、自分の好き嫌いが
わかってきた大人のための映画。
声を張ることもなく、
全力疾走することもない。
天国があるとしたらこんな…
と言ったら言い過ぎだけど、
こんな場所ならバンザイするな、と思った。
思っていたよりも深かった
「これ着きますかね?合ってる??(地図を見てもらう)」
「ちょっと不安になってきて、8キロくらい行ったとこを右に曲がる」
大雑把な、一直線しか書かれていない地図を手に
ひたすら車を走らせるシーンでの掛け合いのセリフです。
これは人生にもかかっているセリフだなあと感じて、
なんだか心が楽になりました。
映画を観終わって数日経ってもこのセリフだけが残ってる。
他にも、苦手なかき氷も「食べてみたら良いのに」と言われて食べてみたら美味しかったり、
ホテルへ到着して数日で、ここは合わないなと
早々に他のホテルへ行こうとして、もっと酷いところにたどり着いたり、
人生で起こりうる事がぎゅぎゅっと詰め込まれて、
ひとつの島を舞台に、縮図を見ている様でした。
登場人物も少なく、劇中歌やサントラもほぼない、
派手な展開もありません。
とってもシンプルな作品です。
すごく疲れている時に見ると安らぐんじゃないかなと思います🏝🍧
おもしろかった。
台本って何ページあるんですか?
2021年1月23日@Netflix
映画を観ながら思っていたことです笑
人生に悩みを持った登場人物たちが、もたいまさこのカフェに吸い寄せられ、そこで皆と過ごすうちに、自分の居場所を見つける話です。
「これどこかで観たことある構図だ!」と思った人いますか? 進研ゼミじゃないです。
かもめ食堂やプールとコンセプトが同じで、登場人物まで同じなので、「この人たち色んな場所で悩みすぎや」ってなりました。
ただこのシリーズ?の映画は、観ていて心地良いので、嫌いじゃないです。きっと小林聡美のさっぱりした演技がそうさせるのかなと思いました。
登場人物全員がクセのある演技派が多いので、少ないセリフ中でも、絶妙な間と空気で映画を作っているというか、自分もその場にいるかのような気分になります。
それにしても映画全体でセリフが少なすぎて、台本何ページあるんやって思いました。
1番長いセリフがドイツ語ってところが笑いました。
最初と最後に出てくる、一軒宿ハマダに「地図見てたどり着けるなんて才能ありますね。ここにいる才能ありますよ。」というセリフですが、どういう意味なのか考えてみました。
冒頭で宿主のユージ(光石研)が「2時間以上たどり着けない人もいる」といいます。
つまり、人生に悩みを抱えた人たちしか容易にたどり着けないという、御伽噺のような意味なのかなと、ふと思いました。
加瀬亮のおかっぱ頭、似合わなさすぎました。
レビュー
透明で青い海、白い砂浜、穏やかな波の音、目と耳で最大限に癒されます♪
そこでの人々は、様々な想いを持ってそうですが、本編ではほとんど明かされず、だからこそ、心地の良い雰囲気が流れていきます😁
最高に癒されました🦊
かもめ、めがね、ねこがすき・・・
『かもめ食堂』の人気によって、似たようなコンセプトのスローライフ・ムービーを作った荻上直子監督。きた!きた!南の島へ。と、小さな宿ハマダへとやってきたのは小林聡美。今回はハマダの主人光石研ともたいまさこの関係が大いなる謎だったのですが、その謎も途中からはどうでもよくなってくるといった展開なのです。“ものすごい関係”だと言ってたのが市川実日子だったからかもしれませんが・・・。もちろん小林聡美と加瀬亮の関係も興味あるけど、すぐにどうでもよくなります。
『かもめ食堂』では無性におにぎりが食べたくなったのですが、今回はいかがだったのでしょうか。クロースアップされたのが伊勢海老やバーベキューでしたけど、最も胃袋に刺激を与えてくれたのがビール。塩鮭やいくらに違和感を覚えたために食材にのめり込めなかったのが原因かもしれませ
ん。そして、どうしても比較してしまうのですが、ムーミンやガッチャマンに匹敵するネタが足りないのが残念でした(メルシー体操は素直に笑えなかったし)。観たのが寒い季節ということも原因かもしれないけど・・・
もうひとつ違和感を感じてしまうのが“たそがれる”という言葉の使い方。光石、もたい、小林の3人には当てはまる部分があるのかもしれないけど、市川、加瀬の2人には年齢的にもしっくりこない言葉だ。
お金にこだわってないところは良かった。現実的にはどうしても気になる経済観念を宿でもぼかしているし、もたいまさこのかき氷屋も客の判断で決められるところが素敵です。宿の食材はどうしてるんだろう?などといった疑問さえどうでもよくなってくるところ。まさか全て近所の人からもらってるのでもないだろうし。
やっぱり何も起こらない展開。性格の違いから会話が絡まないという小林聡美を中心とした対立はあるのですが、たそがれる才能を得ることによってぎくしゃくした関係が無くなっていくといった描写は見事でした・・・とは言っても、南の島には行きたくならなかった・・・
【2007年12月映画館にて】
ゆとりある暮らし
この作品に登場する島の人々は作為なくゆとりある生きかたをしていました。都会で暮らしていると、様々な刺激や人間関係のしがらむもあって、ただぼーっと何も考えないゆとりある生きかたをするのは難しいものです。見方によっては退屈で、最初は受け入れがたいのですが、雑念を排してフラットな目線で生きるのも悪くないのではないでしょうか。「かもめ食堂」や「パンとスープとネコ日和」同様に、目で見ておいしい食事が出てきたのでホッとしました。
嫌いじゃない。 うーん、でもなぁ。 何かを語ってるようで結局何も語...
嫌いじゃない。
うーん、でもなぁ。
何かを語ってるようで結局何も語ってなくて、
わかるような、全くわからないままのような、、、。
やっぱりもう少し色々すっきり明確に描いてくれると助かるんだけど…
その行間を感じる力がなかったわ(涙)
私もこんな島でたそがれたい!
小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮、光石研
シリーズにハマっています。
春。とある南の島に、ある女性が降り立つ。
もたいまさこ演じるサクラさんは、
カバン一つ持って、春になると必ずやってくる。
時を同じくして、もう一人の女性が降り立つ。
小林聡美演じるタエコは、
都会の喧騒から抜け出してきたのだ。
光石研演じるハラダの民宿に泊まる二人。
サクラのヘンテコなメルシー体操や
皆と一緒に食べる食事に慣れないタエコ。
しかし、サクラさんの不思議な雰囲気に、
いつしか心を開いて溶け込んでいく。
めがね、というタイトルは、
ストーリーにあまり関係なく、
ただただ、登場人物がみんな
めがねをかけているだけ。笑
私もこんな島に逃亡したい!
黄昏るために…
定期的に観たい
つい、なぜか急いでしまう、なにかやろうとしてしまう自分にぴったり。
いまを味わう豊かさ、たそがれるを堪能すること。
定期的に観て自分を見直したい。
じわじわと豊かな栄養が心に染み広がる映画。
「大切なのは、焦らないこと」・「焦らなければ、そのうちきっと…」という言葉を忘れないでいたい。
全68件中、1~20件目を表示