わたしのグランパ
劇場公開日:2003年4月5日
解説
「橋のない川」「絵の中のぼくの村」の東陽一監督が、筒井康隆の同名小説を菅原文太&石原さとみ共演で映画化した人間ドラマ。中学1年生の五代珠子は、両親や祖母と4人で平凡な毎日を送っていた。そんなある日、かつて親友を殺された仇にヤクザ2人を殺害した珠子の祖父・謙三が、13年間の刑務所暮らしを終えて帰ってくる。祖父の突然の出現に戸惑いながらも、町の皆から慕われている謙三に心を開いていく珠子。やがて、町を牛耳るヤクザの親分から謙三が呼び出しを受け……。モントリオール世界映画祭で最優秀アジア映画賞を受賞。
2003年製作/113分/日本
配給:東映
スタッフ・キャスト
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橋のない川
大学時代にみた 扱ってる内容が内容だけにあまり話題にならないが、淡々とした話運びがこの監督の持ち味なんだろうか
この映画もそういう印象をうけた。
ただ退屈はしないのはうまいやり方をしてるのという感じ
というか菅原文太の存在感がかなりそれを引っ張っているという
最後のころの菅原文太はドラマ「ハゲタカ」の家電メーカー企業会長役みたいに穏やかながら威風堂々とした独特の妙齢の雰囲気がありました。若いころのチンピラみたいな
かんじはなりをひそめて
この映画でもそんな雰囲気 不良少年たちをさらりとかわし、協力者にさせてしまうとことかいいですね。
ただストーリーには若干 筒井康隆ファンを自称してる自分ですが読んでない(笑)
そんなヤクザの事務所にひとりで乗り込んで組員を殺して、服役だけですむのかなあ
とか まあ、済まないから後半の展開があるわけですが
にしてもと あと
やはり筒井ファンとしては まためんどくさいこというと
うーんこれとか時かけだけで筒井康隆を認識されてもなあ ちがうだろ、と。あんたの持ち味はこういう作品じゃない
だから物足りなさも感じるわけですが
映像特典で舞台あいさつの映像があって
もう故人の文太さんが笑顔で
面白かった?
と観客に聞いているのがなんか微笑ましいというか まーいいかと
(ちなみに筒井康隆もいた、いつもながら出たがりのじいさんだ)
高得点をつけるほどじゃないが悪くはないかな、と
ちなみに橋のない川はレビューしません、
かなり昔にみて細かいとこ忘れてるし、レンタルどこにも置いてないし
2020年11月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
文太さんの命日追悼Extra。菅原文太×石原さとみ。石原さとみのデビュー作であり、文太さんの晩年の代表作。十数年ぶりに鑑賞。やはり文太さんの魅力に尽きる。良い歳の取り方とは正にこういうことだろう。品格、徳の高さ、落ち着き様。酸いも甘いも噛み分けた様な内から出る達観した雰囲気。ひょっとしたら役者としての全盛期の頃よりもかっこいいかもしれない。石原さとみ演じる孫の珠子に聞かれる「花、好きなんですか?」文太さん演じる謙三が答える「花というより、土から生えているものがね。」晩年は有機無農薬農業に徹した文太さんの心が集約されたセリフだと思う。そして当時10代半ばの石原さとみ。ダイヤの原石的な逸材感がある。浅野忠信の存在感も相変わらず良い。ロケーションも素晴らしい。栃木県足利市の街や自然の長閑な風景に癒される。ストーリーにも晩年の文太さんの雰囲気や足利市の風景とおなじ様なしみじみとした味わいがある。毎回期待はしないで観るものの、晩年の文太さんの魅力に魅了される良作。
2020年11月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
私にとって、理想の高齢者。
でも、目標にはできない。
菅原文太さん。
まずもって、あの容姿と声とオーラはカッコ良すぎて、何をどう工夫しても近づけない。だから、目標なんかにしたら、絶対達成できない。
浅野忠信さん、宮崎美子さん。
お二人ともこの映画での印象が他のどの映画よりも素晴らしく、旬の色気みたいなものを放っていました。
石原さとみさん。
デビュー作なんですね。
原石なのに、これから磨かれていくのに、もう輝いてました。
とても気持ちのいい作品でした。
2016年6月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
渋いグランパを演じたのは、まさにぴったりの菅原文太。
静かな男気が滲み出る中、すっとぼけたようなセリフ回しがまたいい。
血気盛んにギャーギャー騒がず、サラッと問題解決する姿は、まさに男の中の男だ。
パーティーで歌う姿も、色気があって素敵だった。
あんなかっこよすぎるおじいちゃん、そりゃ周囲も感化されるってもんよ。